Do You Know 大人の事情?



久しぶりに日本で
三味線の早朝練習をしました。
寒いと思っていた公園の練習も、北欧に比べれば
まだまだ温かい感じがします。
頑張りました。でも。。

やはり出張に行っていた日数分
手がなまってしまっている感じがしました。
勘を取り戻そうと頑張りましたが、すぐには戻りません(汗)


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三味線の勘をなんとか取り戻したいと思います。
師匠の前では「出張に行っていた」という言い訳は許されません。
今度の稽古までには、きちんとした音に仕上げておきたいと思います。

昨日は会社のエレベーターで
普段お世話になっている上司から、こう言われました。

「北欧出張お疲れさま。戻ってすぐのところだけど
 今日、君に妙な仕事が来ると思う。いろんな事情があってね。
 詳しいことは担当のメンバーから聞いてほしい。」


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と言われました。
了解です。話を聞くようにしてみます。いろんな事情。。

しばらくすると、私のデスクにその方達がやってきました。


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とにかく話を聞いてみることにしました。

たしかに何かおかしな流れの仕事でした。
聞けば聞くほど難しそうな仕事で、話しながらも
全員が困った表情をしていました。


でもよく考えてみたところ
ちょっと大変そうでしたが、頑張れば何とかできそうな感じがしました。
時間はタイトでしたが、何日か寝ずに頑張れば
納期までにはきちんと仕上げられそうです。
三味線の練習時間は削られますが仕方ありません(汗)

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「大丈夫ですよ。引き受けます。安心して下さい。
 一緒に頑張りましょう。なんとかなります。」


 少しホッとしたようで、みんな少し表情が和らいでくれました。

「ありがとうございます。実はこの仕事、大人の事情がありまして。」
 大人の事情。どんな内容なんでしょうか。聞かない方がいいですか?
 私ももうかなりの大人ですが、どんな話なんでしょうか?

 そう質問をしたところ。。

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急に3人は口を閉ざして
何も言わなくなってしまいました(汗)
顔もこけしのような感じになってしまいました。
何かよっぽど言えない話がありそうです(汗)


分かりました。大丈夫です。言えないんですね。
では聞かなくても大丈夫です。

私はやることをやるのみです。
腹をくくるしかありあません。演奏と同じです。


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頑張ってベストを尽くさせていただきます。
大人の事情はお任せします。とにかく出来ることを頑張りましょう。

そう言って今後の進め方や、やり方を話し合いました。


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この「大人の事情」という言い方、とても日本的で独特です。
なんだか、聞いては行けないすごい秘密がある感じさえします。

その後、ひととおり打ち合わせを終えたところで
ほっとしたのか一人の方が、三味線の話題を私にふってくれました。

「三味線をやっているって聞きましたが本当ですか?
 どんな感じかいつか聞いてみたいです。」


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 話題をふっていただいてありがとうございます。
 はい、三味線をやっています。津軽三味線です。
 とても面白いですよ。素晴らしい楽器です。

 少しだけ三味線について説明させていただきました。
 もしご興味があれば、ライブもやったりしていますので
 ぜひ今度聞きに来て下さい。
 稚拙ですが 三味線についてのブログも書いていますので
 よかったら見てみて下さいとご案内してみました。


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 あ、ごめんなさい。またこけしになってしまいました(汗)
 そこまでは興味ないんですね。失礼しました。
 大人としての「話題の振り」だったんですね。
 大人の間合いって難しいですね(汗)
 このあたりで三味線の話題は終わりにしておきます。
 もし興味がわいてきたら言ってください。
 とにかく仕事をなんとか頑張りましょう。そう言って別れました。


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 私はやれることをやろうと思います。仕事も三味線もやはり同じです。
 演奏ではいろんな言い訳や、事情があっても
 それを口にしたところで演奏においては、何の意味もありません。


 今、弾けるかどうか。上手くできるかどうかがすべてです。
 今朝の練習は、かなり真剣になってしまいました。
 ひたすら三味線と向き合いました。
 出張で鈍った感覚は、練習で取り戻すしかありません。


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 何時間も弾き続けました。自分との闘いです。
 同じフレーズを何回も何回も。失った勘を取り戻すまで。
 何度も何度も。自分の中の余計な思考がなくなるまで
 ただ同じフレーズを弾き続けました。

 音とリズムを体に染み込ませるように。
 曲をまるごと体で飲み込むように。

 気がつくと指の感覚がなくなり、指先が真っ赤に腫れ上がりました。


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 今日はここまでです。少し勘を取り戻せた感じがします。
 手の感覚が戻ったら、また午後にでも三味線と向き合おうと思います。
 
 どんなことがあっても、自分のできるベストの演奏をする。
 どんな時も、しっかりと心を込めて曲を弾けるかどうか
 自分としっかり向き合って練習する。


 三味線はとても潔い世界だと実感しました。
 この潔さを仕事にも生かして行きたいと思います。
 今日も事情に縛られず、潔く三味線と仕事頑張ります。


北欧で、素敵な女性に出逢いました。


長かったようであっという間だった北欧出張が、終わりました(汗)
空いた時間を利用して、ふと街で見かけた楽器屋さんに入ってみました。

そこで、カンテレという楽器を目にしました。
この国の伝統楽器ということで、触ってみたところ
とても美しい綺麗な音がしました。
早速、この楽器についていろいろ聞いてみようと思い
楽器を持って、レジの人に質問に行きました。


帰国1

残念ながら、店員さんはあまりこの楽器について詳しくなく
今、この楽器について詳しい方は出てしまっているので
あまり分からないですという答えが返ってきました。
なんだか申し訳なさそうな顔をされていました。

いえいえ、それは仕方ありません。
では弾き方だけでもどんな感じですか?
三味線のようにこう持つのでしょうか? けっこう大きいですね(汗)


帰国2

「それは違います。テーブルの上において使います。」

店員さんが言いました。なるほど!置いて弾くんですか!
ちょうど日本の琴のような感じなんですね。手で弾くんでしょうか。
それともピックみたいなものでしょうか。

残念ながらそこまではわからないようです。
ありがとうございました。何かで調べてみます。
そう言って立ち去ろうとしたところ、レジで私の後ろに並んでいた
北欧の女性の方が、私に何かを言い始めました。

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現地の言葉がわからないので
きっと早くレジをすませてほしいと言っているのかな?
と思いました。時間がかかってごめんなさい。もう終わりました。
カンテレを持ち上げてその場を去ろうとした瞬間。。
その方がカンテレの前に立ちました。


帰国3

そしておもむろにカンテレに手を近づけ
手の2本の指で弦を押さえ、右手を玄の上の触れるか
触れない位置におき、私に向かって、一生懸命何か語ってくれました。

ごめんなさい。全然言葉がわかりません(汗)
こんな時に、言葉が分かれば。。私があたふたしていると
その方は、とても優しい表情になり、ゆっくり何かを語りながら
カンテレに向けた指を、ゆっくり動かし始めながら
演奏を始めてくれたのです!

初めて聞いたカンテレの音色の綺麗さに驚きました。
音がとても澄んでいて、美しいのです。

その澄んだ音に一つ一つが、美しく混ざり合い重なり合い
今までに聞いたことも無い美しい世界を見せてくれた感じがしました。
それはまさに、この国の澄んだ冷たい空気の中に浮かぶ
時に優しく、時に雄大に、はかなげに、艶やかに存在する
オーロラのようでした。オーロラに音があるとしたら
こんな音なのではないかと思うような美しい音色でした。

その国の楽器の音色は、その国の美しい景色を
はっきりと見せてくれるんだと実感しました。


帰国5

私は感動してしまいました。レジの前で。
この方はきっと、ガイジンである私が、自分の国の伝統楽器について
興味を持っていることを感じ、そしてその責任を感じて
「私、弾けますよ。その楽器。目の前で見せてあげます。」
と名乗り出てくれたに違いないのです。ありがとうございます。
嬉しいです。この国の方は本当に素晴らしい方ばかりです。

そのまま、いつの間にかカンテレのレッスンの時間になっていきました。
お互い真剣になったり、笑ったり、言葉は通じないのに
楽器のレッスンではなぜか言われていることがよくわかりました。
私がする質問も、なぜか自分でも驚くほど日本語で質問しましたが
まるで分かっているかのように答えてくれました。
楽器を通して、なんとなく通じてる感じがしました。


不思議なものです。
相手の言葉も、こちらの言葉も通じないはずなのに
楽器の見て学ぶ、聞いて学ぶ、真似して学ぶことを
してきている同士だからか、言葉よりも相手の気持ちを感じて
言っていることがよくわかる感じがするのです。
この方が、どんな方かは分かりませんが
音楽や楽器が好きという気持ちで繋がり
言葉以上に伝えたいことが、伝わってきました。

ありがとうございました。私は深々とお辞儀をしました。
見ず知らずのカンテレの師匠は、とても感じの良い笑顔を浮かべました。
そして店員さんまで笑顔になり、レッスンは終了になりました。

「ところであなたはどこからきたの?何の楽器を弾いているの?」
という感じで師匠から聞かれました。
私は日本から来ました。三味線という日本の楽器を弾いています。
はい、シャミセンです。


帰国6

こんな感じで構えます。
「ベベーン。ベベーン。」っていう音がします。
一緒にやって頂いてありがとうございます。
なんだか嬉しくなってきました。
機会があったらぜひ聞いてみて下さい。
とても日本らしい音がします。

でもこの国の楽器の音も本当に素晴らしいです。
そしてその音をここで聞かせてくれようとした熱意も
その音色も、見えてくる景色も本当にすごいです。感動しました。
私は、このカンテレを自分へのお土産にしようと決めました。

弾くたびにこの国の美しい光景や、この国の人たちの住んだ優しい気持ちが
色あせることなく音で再現できる気がして
本格的な物ではなく、簡単な安い物をお店の方に用意して頂き
そのカンテレをレジで購入し、持って帰ることにしました。

帰国9

2人がすごく嬉しそうな顔をしてくれたのが忘れられません。
こちらも嬉しい気持ちになりました。日本に国の美しい気持ちや
空気を音という形で持って帰れることがとても嬉しいです。
ただ。。


ちょっと大きかったかもしれません。
これ簡易版とはいえ、かなりの大きさでした。。。
いろんな荷物とあわせて、すごい荷物の量になってしまいましたが(汗)
でもその大きさも含めて嬉しいです。
私にとってはこの楽器が、この楽器を弾いてくれた
あのお店のレジの思い出が、自分にとって何よりも
大きなお土産になる気がして、この大きな荷物を日本で開くことが
とても楽しみになっています。日本に着いたら、すぐに三味線とともに
楽しんで弾いてみたいと思っています。


今日から気持ちを切り替えて、また東京で仕事です。


帰国8

今回の出張では、まず言葉の壁を最初に感じて
海外の言葉をもう少し勉強しようと思いました。
それはとても必要だということがひしひしとわかりました(汗)
でももう一つ、それとは別に感じたことは
音楽ってすごい、楽器ってすごいということです。
お互い別の言葉を話していても気持ちが通じてしまう
「音楽という言語」はすごいなとも感じました。
レジの前で、国を越えて、言葉を超えて、心が繋がった瞬間は
とても嬉しい体験で自分でも驚いてしまいました。

北欧の、名前も知らないカンテラを弾いてくれた女性の
音楽への愛や、伝統楽器への誇り、他人への優しさを、あのレジの前で
感じさせて頂いたおかげです。
私も、日本で三味線や和楽器に興味を持つ海外の方がいたら、
同じようにできるように
愛と、誇りと、他人への優しさを持ち続けて行きたいと思います。
素敵な良い時間、良い思い出、大切な気づきをありがとうございました。
仕事にも三味線にも生かして行きたいです。


いろんな刺激を受けました。ますます今日も仕事も三味線も頑張ります。

「ビリフリューゲルレスデサコォ?」


北欧の国の出張が続いています。

朝、出かけようと、エレベーターに乗ったところ
扉を閉める「CLOSE」のボタンが無いことに気づきました。
ほんの数秒のことなのに、日本にいる時のように
扉を早く閉めようと、ボタンを探してしまう自分がいます(汗)


ヘルシンキ1

こちらの人たちは、扉が閉まる速度なんて気にしていなくて
ゆっくり微笑みながら、扉が閉まるのを、待っています。
たかが数秒のこと、待っていればいいといった感じで穏やかです。
日本人の私は、どこか少しせっかちなのかもしれません。

仕事相手と話していても、話を聞いている表情が
実に穏やかで驚きます。いつもどこか微笑んでいて
表情が優しくて温かさを感じるのです。


ヘルシンキ10

どんな方と会っても、どんなお店に入っても
何かみな楽しげで、穏やかで柔和な表情で対応してくれます。
この国の言葉がうまくしゃべれない私のような人にも
嫌な顔することなく、自然な笑顔で接してくれます。
私の表情は普段、あんな柔らかくなっているのかな?
いつもこわばった表情をしていないか心配になります(汗)

街をあるいていても、感じます。
行き交う人たちが、いつも微笑んでいて、そして
とてもゆっくり歩いているのです。


ヘルシンキ3


笑顔で、ゆっくり歩く人が多いと
街の雰囲気はとても良くなるのだと分かって、びっくりしました。
街全体が、とても優しくて温かい空気に包まれていました。

誰かが何かを落としたりすると、見つけた人が
「 オゥッ !」とか言いながら、それを笑いながら拾い上げて
落とした人にゆっくり渡す。渡された相手も
ゆっくりと受け取って、とても嬉しそうにお礼を言う。
私はこの国がとても好きになりました。


ヘルシンキ6

ふと、今の日本は、今の東京はどうだろうと思いました。
こんなに穏やかで、こんなに温かい雰囲気があるのかなと思いました。
私もたくさんの人の中で、ついつい早く歩いていたり
無表情で歩いていたり、誰かが何かを落としても気づかなかったり
していないか、心配になりました(汗)

この街で感じた温かさや優しい空気のようなものが
とてもいいなと思いました。
人が作る街の空気ってあるんだと知りました。
でもこれはもしかして。。


ヘルシンキ7

本当は、日本人がもともと持っていた
「温かい空気」のような気がしてきました。
その昔、海外の方が初めて日本に来た時に
その慎ましい生活、独特な文化を感じるのと同時に
日本人のさりげない思いやりの精神や、穏やかな性格に驚いた
という書物に書いてあった言葉を思い出し
この街で今、私が感じている驚きと似ていると思いました。

せっかくなので、この街の「穏やかな気持ち」を
私なりに吸収して日本にもって帰りたいと思います。
まずは笑顔と優しい気持ちから吸収したいです。

昨日、昼食を食べようと入ったレストランで
私の頼んだものが、全然想像と違うものが運ばれてきました(汗)


ヘルシンキ8

こんな時こそ笑顔です。
もともと言葉がよくわからず、当てずっぽうで頼んでいるので
何が出て来ても仕方ありません。穏やかに受け入れてみたいと思います。
オウッ!って笑顔で言ってみたりしても良いかもしれません。

今朝は、一人でCAFEに入りました。
最近は恥ずかしい失敗のブログが続いたので
「一人で朝、海外のCAFEで時間を過ごしました」とブログに書いて
海外に慣れて来ている自分を少し出してみたかったのです。

コーヒーだけでは芸がないので、デザートも一緒に頼みました。
慣れている感じをより出したかったのです。
メニューの中からデザートらしいものを選んで注文してみました。

コーヒーはすぐ運ばれて来たのですが、
デザートがいくら待っても来ませんでした


こちらでは店員さんに「すいません!」と言わない方が良いそうです。
自然に通りかかるの待って、さりげなく目が合うまで待つのが
良いそうです。たしかに、その方が良い空気が生まれそうな気がします。
自然に目を合わせてみますね。


ヘルシンキ5

あれ?まったく目が合いません(汗)
素通りされてしまいます。
こんな時こそ笑顔です。焦ってはいけません。
壁に貼られている絵を見ながら、ゆっくりコーヒーを飲みながら
時間を楽しんでみますね。カップのデザインや
CAFE全体のインテリアを見て、楽しい気持ちになってみます。
心に余裕と温かさを持ってみます。

そんなことを考えながら、時間がどれくらい経ったか忘れた頃
そのままさり気なく、目線を店員さんに向けると
自然にお互いの目と目が合って、お互い軽く微笑み合うことができました。

この感じです。ゆっくりと。やさしく。楽しい気持ちで。
これは三味線の呼吸や演奏にも通じるところかもしれません。

少し吸収できた感じがします。ゆっくりと笑顔です。

あれ???? 店員さんの手もとに何かがすでにある。
デザート? いや、肉? 焼いた肉だ。 しかもかなり巨大な肉です。。
私でしょうか? あ、私の前で止まった。デザートのはずなのに。
あきらかに、私に持って来たようです。

肉

どうやら私の頼んだ物のようです(汗)
焦ってはいけません。言葉が怪しいので、これが私のものかどうか
聞き直すことすら出来ません(汗)
店員さんが微笑みながら私に尋ねました。

「ビリフリューゲルレスデサコォ?」

こんな感じで言っていた気がします。
なんて言っているのかさっぱり分かりません(汗)
このメニュー名で間違いないかの確認だと思います。

「Yes.Thank You.」

そう言うしかありません(汗)そして笑顔です。
私の頼んだのはきっと、おそらく、いや間違いなく
「ビリフリューゲルレスデサコォ」だと思います(汗)
まさか肉だとは思いませんでしたが(汗)
しかもさっき食べたばっかりなのに。。
こんな時こそ笑顔です。

オウッ!とにっこり笑って、店員さんにお礼を言い
コーヒーと「ビリフリューゲルレスデサコォ」をいただきました(汗)
「お口に合いましたか?」と聞かれて「もちろんです!」
と笑顔で答えると、とても嬉しそうな笑顔を浮かべて下さいました。
まったくデザートではありませんでしたが(汗)
肉とコーヒーという新しいスタイルを
とても穏やかな笑顔で堪能する日本人がいたと思ってもらえたら
嬉しいです。ごちそうさまでした。

あ。。時間がかなりかかってしまいました。
コーヒーだけのつもりが、たっぷりの食事タイムに変わって
出かけるはずの時間を大幅に超えてしまいました(汗)
焦っては行けないと思いながらも
思わず早足でお店を出ることになりました。


ヘルシンキ4

かなり、食べ過ぎました。
「ビリフリューゲルレスデサコォ」はかなりのボリューム感でした。
まさか、妙な時間に、あんなに大きな肉を食べることになるなんて。。
歩く間、お腹がとても苦しいですが、笑顔でいきたいと思います。

次の場所へ移動しようとしたところ
今、自分のいる場所がまったくわからなくなりました(汗)
薄茶色のレンガの壁の建物の前と思っていたのですが
薄茶色のレンガだらけでした(汗)
歩けば歩くほど、見たこと無い景色に突入してしまいます。
地図も持っていますが、そもそもここが地図上のどこかもわからず
頼りになるはずのスマートフォンは圏外です。

こんな時こそ笑顔です(汗)
少し食べ過ぎた分運動が出来ると思えば、少し得した気持ちです。
この笑顔があれば大丈夫です。通り来る人に自然に目を合わせて
さりげなく道を聞けばたどり着きます。
大丈夫です。オウッ! まったく誰も通りかかりません(汗)
さっきのお店に戻ってやり直すしかありません。
お店名も分かりません。
「ビリフリューゲルレスデサコォ」のお店を必死に探して
何時間もかかってようやくたどり着くことが出来ました(汗)

どんなことも笑顔で乗り切りたいと思います。
今日も海外出張と三味線のイメージトレーニング頑張ります。

毎日、射撃を繰り返す男。

まだ海外出張中です。
昨日はなんとか仕事を終えてから
ホテルの部屋で一人、師匠の三味線の演奏の録音を聞きました。

出張先で聞く三味線の音、そして師匠の音は格別です。

日本って素敵だなと思うだけでなく
まるで、師匠からどこにいても自分らしく強く頑張れと
心から励まされているかのような、魂のこもった演奏と
深みのある音色を感じて、一人で感動してしまいました。

今朝、仕事に行く前に、その感動を伝えようと
ブログ用の絵を描いて、ホテルの周りで写真を撮っていました。

すると、一人の男性が近づいてきました。

北欧1

現地の方でした。私が何をしているのか
とても興味を持って話しかけてきました。

「君は朝から何をしているんだい?」

もちろん現地の言葉です。
現地の言葉でしたがきっとこんな内容で話しているように感じられました。
現地の言葉は出来ませんが、なんとか英語で返すことにしました。
かなりつたない英語ですが、一期一会の精神で、私なりに
精一杯表現してみることにしました。


北欧2

「おはようございます。これですか?
 撮影をしています。私は日本から来ました。日本の素晴らしい楽器
 三味線のことを伝えたり、その感動を伝えるためのブログを書いていて
 こうして写真を毎日撮っています。」


私なりに英語で伝えてみました。撮影って、なんて言うんだっけ。
シューティングかな?ブログって英語かな?楽器ってなんていうんだろ?
怪しい点は多いものの、思うまま一生懸命伝えてみました。

なんだか伝わっている感じがしなかったので
言葉を変えたりしながら、どんどん話してみました(汗)
でも話せば話すほど、相手の反応がおかしくなってしまいました。

「シューティング? シャミセン?」
何度もその方が、確かめるようにわたしに聞いてきました。


北欧3

そうです。シューティングです。シャミセンです。
そのことについて話せば話すほど、なぜかその男性の方の顔が
理解しがたいと言った表情になってきました(汗)


あれ?なんだろう?何かおかしなことを言ったのかな?
それとも伝わっていないのかな?その後も話せば話すほど
お互いの距離が遠ざかるばかりでした。
なんだか、打ち解けられず、不信な表情のまま
その方はまた会いましょうといって離れて行きました。

あれ?おかしいな。。

その場の打ち解けないやりとりがあまりに気になりました。
調べてみよう。ホテルに戻って自分の話した言葉を
ネットで簡易翻訳してみました。便利な時代です。
きっと、そんなに間違っていないはずです。
あれ??。。。。。。。

ん?? シューティングって射撃っていう意味なんだ?

簡易翻訳の結果がでました。自分の話した言葉が
そのまま直訳されました。かなりひどい感じの話だったということに
気づきました(汗)恥ずかしいのですが、こんな感じです。


北欧4

「あ、おはようございます。私ですか?今、射撃をしています。
 はい、ほぼ毎日射撃をしています。楽しいです。
 今日は何を狙おうか、いろんなことを考えながら
 植物と一緒に、`シャミセン'という独特な獲物を毎日
 私は一人で狙い続けています。知っていますか?`シャミセン'」


こんなことを、私は語っているらしいです(汗)
その方が戸惑ったり、何度も「シューティング?」
と言葉の意味を確かめてくるのが興味をもっていると勘違いし
私はさらに頑張ってシャミセンについて伝えようと
よせばいいのに、さらに話を続けてしまいました(汗)

「射撃は、誰も起きていない時間がいいですよ」と。


北欧5

自分の話した言葉の意味を知って、今さら嫌な汗が出ました(汗)

「シャミセンは不思議で、頑張っていると近づいてくるけれど
 追えば逃げてしまう不思議なもので、私はそれを撃ち落としたくて
 毎日公園で暗いうちから、頑張っています。」


なんのことを言っているんだかさっぱりわかりません(汗)

「しかもシャミセンは、私の耳や心臓をいい意味で攻撃してくる。
 私も人の耳や心臓を攻撃するようになりたい。その為に、
 師匠や兄弟のような人たちに教えられながら
 いろんなものをこっそり泥棒してみたり、隠れてのぞきを繰り返したり
 公園で射撃したりしています。これが私のほぼ毎日の行為です。」


今思えば、男性の顔がひきつっている感じがしました(汗)


北欧7

やめればいいのに、シャミセンヒットマンは語ります。

ここは寒い国ですね。雪もすごいです。
あなたは寒い雪降る場所で生まれ育った
ツガルシャミセンを知っていますか?知らないですか?
ぜひ見てみて下さい。そしてその姿を間近で見てみて下さい。
私はそれに対して、興味と愛を持っています。
時々「精神」と呼ばれる定期的な会合を開いたりしていますよ。
月給制の男ですがシャミセンに対しても一生懸命です。
心臓が痙攣するほど素敵なものなので是非聞いて下さい。
明日もきっと一人で射撃を繰り返しています。
またお会いしましょう。それでは!



自分の話したことの翻訳結果のすべて見て
不信に思われた理由がよくわかりました(汗)


北欧6

知らない間に、私「シャミセンヒットマン」になっていました(汗)
しかも、虎視眈々と、毎朝人目を忍んで獲物を狙いながら得ることが出来ず
日記と会合を繰り返す、悲しきヒットマンになっています。

これでは何も伝わっていないどころか
かなりの誤解をまねいていると反省しました(汗)
海外の方に三味線の良さを語るには、私の英語では何も伝わりません(汗)
もっと海外の方に向けても、この楽器の素晴らしさを語れるように
一から英語を勉強しなくてはと思いました(汗)

今朝お会いした男性の方、話しかけて頂きありがとうございました。
誤解を与えて終わってしまいましたが
まったく怪しいものではありません(汗)
でも、今日の出会いのおかげでヒットマンにも
英語を学びたいという新たな目的が出来ました。
出会えて良かったです。ありがとうございます。

これから少しづつ英語も頑張ってみようと思います。
今度その方にお会いできた時は、誤解されず
もっとシャミセンについていっぱい魅力を語れるようになりたいです。
心臓を痙攣させながら人の耳と心臓を射つことを頑張りながら
今日も仕事と三味線、そして英語も頑張ります。

快適な空の旅を

海外出張の朝はいつも少し緊張します。

痛い腰に負担をかけないような歩きをしながら
なんとか飛行機に乗り込むことができました(汗)




飛行機にさえ乗ってしまえば、少しリラックスできます。
今までの寝不足を、ここで一気に解消することもできそうです。
10時間も眠れると思うとワクワクしてしまって逆に眠れません。

fil-6.jpg


機内にいる時間が10時間以上の出張なので
椅子で、しかも同じ姿勢でいることが
さらに腰を痛めないかと心配していて実は今回
心強い味方を、服の下に忍ばせていました。

腰プロテクターとよばれる
腰の周りを補強するサポーターです。


fil-1.jpg

これが、かなり腰への負担を
低減してくれるこということがわかり、買ってしまいました。
まるで自分の腹筋、背筋が強化されたかのような気持ちになるほどです。
長時間の座り姿勢もこれが守ってくれそうです。

この感覚は、三味線の演奏で着物を着るときに
腰を帯でぐるぐると巻いて行くと、腰回りの恰幅が良くなって
なぜか落ち着いた気持ちになるあの感じに近いかもしれません。

着物を着て演奏するときの、あの腰回りの安心感が
この腰プロテクターにはあるなと感じます。

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心が少し不安なときは、腹の周りに力を入れると不安が吹っ飛ぶと言います。
腰プロテクターは、常に腰回りに力を入れてくれているような
感じになるので、巻いているととても落ち着きます。

洋服で三味線を弾く時も、こっそり巻いていると
少し落ち着いて緊張しない良い演奏できそうな感じもしてきました。

また万が一、急に海外で暴漢に腰を襲われても
体を守ってくれそうで、安心感があります。


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今回の出張は、これを装着していれば
乗り切れそうな感じがします。身も心も引き締まった気持ちがするので
海外でさえ不安を感じずにいけそうです。怖いものなしです。


fil-4.jpg

飛行機の中で寝るつもりが
腰プロテクターのことをずっと考え始めている自分に気づきました。
ぜひこのことを、ブログにも書きたいなと思って思わず
機内でブログ用にコツコツと絵を描き始めてしまいました。
かなり集中して書いていました。


fil-7.jpg

「絵が大変お好きなんですね? 絵を描くことがお仕事なんですか?」

CAの方が急に私の正面に立っていて、話しかけてくれました。
驚きました。いつの間にか私が絵を描いている姿を
ずっと近くで見ていたようです。


「あ、これは、、あ、いえ、仕事とかではなく、
 時々書いている、その、愛情の、えっと、まあ
 仕事というよりは、その、趣味みたいなものです(汗)」


その瞬間、CAの方がさらににっこり私に微笑んでこう言いました。

「まあ、素敵なご趣味ですね!きっと描かれてるのは
 旅先の街の風景とか、ご旅行の絵ですよね? 素敵な風景画ですよね?」


あ、いえ、三味線です(汗)三味線とサラリーマンの絵です(汗)
というのも唐突な感じがしてしまい、まあそんなようなものですと
曖昧に答えてしました。全然旅行の絵ではありませんが。。


fil-9.jpg

どんな絵なのか興味を持ったのか、私の持っていた絵を
急に覗き込んできました。わわ!やめてください。
慌てて絵を隠しましたが、隠し損なって
しっかり見られてしまいました(汗)
しかも、よりによってこの絵を見られるとは。。
先ほどの腰プロテクターの絵です(汗)


fil-4.jpg

見ないで下さい。すいません。
風景でも何でも無い絵を書いています。申し訳ないです(汗)
描きかけのこの絵を見られてしまい焦った上に
風景画と偽った自分が急に恥ずかしくなりました。


驚いたのはCAの方だったようです。
まったく風景画ではない絵が見えたうえに、「腰」と描かれて
謎なポーズをとって笑う変な男の絵を見かけたために
その方の表情が一瞬怪訝な顔になりました。

fil-10.jpg

「とても素敵な絵ですね。」

冷静な笑みに戻って、そうおっしゃってくれました。
ありがとうございます(汗)
なんだかさらに恥ずかしくなってしまいました。

確かに街の風景ではありません。嘘をついてごめんなさい。
先ほどの絵は流れの中での1枚の絵です(汗)

そしてかなり真剣な思いで続けている
三味線と仕事のブログのための絵です。たしかにこの1枚は
腰についての変な絵なのですが(汗)それだけで全体を
判断しないで下さい。全体を読んでいただければ
少し理解して頂ける上に、ついでに少し三味線に興味を持ってくれたら
嬉しいなと思うんです。。。そんな説明を
どのタイミングでどう言おうかと思っていたものの
結局何も言えず飛行機が現地に到着してしまいした。

「それではどうぞお気をつけて」「どうもありがとうございました」

その言葉だけを交わしお別れしました。はい、気をつけます。
絵を描いていることを気にかけて頂きありがとうございました。
今度は堂々と三味線の絵を描かせて頂きますので
ぜひ三味線のこと興味を持って下さい。よろしくおねがいします
という気持ちを込めて頭を下げました。

到着した空港はかなり寒くて震えましたが
ここで数日間頑張ります。
腰ベルトでいろんなこと乗り切って行きます。
三味線を思う気持ちで今日も、仕事一生懸命頑張ります。
プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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