FC2ブログ

ロベール•クートラスさん



教室に通っている生徒さんから、ある画家の方のお話を聞きました。

フランス生まれのロベール•クートラスさんという方の
展覧会が良かったと聞きました。


ビュッフェ2

展覧会の場所がどこか確認してみました。
なんと静岡県沼津市でした(汗)ちょっと遠いかなと思いましたが。。

絵とアートは大好きです。教えていただいて感謝です。
どしゃぶりの雨の中、車を走らせて沼津に向かいました。


ビュッフェ3

芸術は本物を見る事に意味があります。
途中、霧で運転する視界が遮られながらも、なんとか到着できました。

「ビュフェ美術館」というところです。
ベルナール•ビュフェさんという画家の作品が沢山収められた美術館です。


ビュッフェ5

まず、このビュフェさんという画家の作品の「線の力」に圧倒されっぱなしでした。
本物の作品には圧倒的な力があります。
あまりの迫力に、絵の前で身動きがとれなくなりました。

そしてロベール•クートーラスさんの作品も
初めて間近で本物を見る事が出来ました。


ビュッフェ1

画商が売れる絵を求めてくる事に疑問を感じ
孤独で貧乏になっても、その時代の求める流行にあわせた絵を描くことをやめ
自分の求める絵を描き続けた一人の画家の覚悟と生き様を感じました。
すばらしい作品です。心を惹き付けられます。

それにしても小さな絵画です。なぜでしょうか。


ビュッフェ6

途中から経済的にも苦しくなり、大きなキャンパスに描く事も
出来なくなり、紙を小さく切って紙片にしてそこに沢山の
小さな絵を描くようにしていったようです。
「カルト」と呼ばれる独自の芸術表現を生み出したのが
このロベール•クートラスさんとう方です。


この方の生き様、何か津軽三味線に通じる何かを感じます。


ビュッフェ7

貧しくも、虐げられながらも、生きることに必死になりながらも
その中で自分の技を磨き、創意工夫し独自の芸術を編み出した
津軽三味線の始祖「仁太坊」に通じるものを感じました。

フランスの困窮生活に追い込まれた画家の生み出した
小さな絵画が発する強力なメッセージが私の心に突き刺さります。
小さな芸術の感動を、私も小さなブログに残したいと思います。


ビュッフェ8

良い紙やキャンバスがない中でも、さらに描く絵の具が無い中でも
絵を描く事をあきらめず、一生懸命創意工夫して絵を描き続けた画家が
いたということにいたく感動しました。そしてその絵は見る者の心を掴み
そして私に、いろんなことを突きつけてくるように感じました。

やはりすごいです。静岡まで車を走らせてきた甲斐がありました。
この感動を東京での生活に活かしたいと思います。


ビュッフェ9

そう思いながら、東京に向けて車を走らせたところ。。
帰る道が霧でまったく前が見えなくなりました。恐ろしいです。
まさに五里霧中です(汗)濃霧のようです。
100メートル先が見えません。ドキドキしながら走っていると。。

「あなたは臆病者です。弱い人間です。」

なんだかそんな言葉が自分の中に浮かんできました。
たしかに私は弱い人間です。こんな霧でさえすぐにドキドキします。

「ちゃんと自分を表現出来ていますか?
 時代のせいや、環境のせいや、道具のせいにしていない?」

ロベール•クートラスさんの絵画を見たからか
こんな疑問の声も自分の中でわいてきました。ドキッとしました。
ロベール•クートラスさんの声なんでしょうか。
それともベルナール•ビュフェさんの声でしょうか。。

「あなたはどんな覚悟で、何をどこまで本気でしようとしているの?」

こんな声が自分の中に響いてきました。
本物の芸術に触れると、自分の中にいろんな言葉がわいてくるようです。
私はこの先どう生きるか。。うわっ、アートってすごいです。
おどろくほど自問自答が繰り返されます。
これが芸術の力とすごさなのかもしれません。

この芸術を見た事で生まれた哲学的な疑問に応えられるよう
今日も三味線と仕事を頑張りながら考えたいと思います。



■ベルナール • ビュフェ美術館
「ロベール•クートラス ~僕は小さな黄金の手を探す~」

ビュフェ01

2016年3月12日(土)ー8月30日(火)





子守歌を聴きながら



九州のニュースが流れています。

九州の方の安否が心配です。なんだか三味線の練習にも
身が入りません。自分の無力感を感じます。


子守唄3

とはいえ、心を落ち着ける必要があります。
メトロノームをひっぱりだして、いつものリズムを
思い出そうとしていました。でもどうにも落ち着きません(汗)

気持ちを切り替えて、ある会合に参加させていただくことにしました。


子守唄1

「世界の子守歌を聴く会」という
六本木で行われる会に誘っていただきました。

世界で昔から歌われている伝統的な子守唄を
じっくり聴いてみる会のようです。

アジア、ヨーロッパ、オセアニア、アフリカ
様々な国の子守唄を聴きました。


子守唄8

どの国の子守唄も、なんだかとても心地よいです。
子守歌は子供を寝かせつけるという目的だけではなく
大人の心を癒すためにも歌われてているという事を知りました。

気をつけなくてはいけません。
あまりに心地よくてつい別世界に行ってしまいそうです(汗)


子守唄7

危ないところでした。どの国の子守唄も
それぞれに個性があって、そして人を心地よくする
リズムやメロディーや ビブラートがあって
言葉は分からなくても、思わず気持ちよくなってしまいます。

心を惹かれたのはアメリカの黒人の人たちが歌った子守唄です。


子守唄6

虐げられた奴隷のような生活の中で
白人の子供をあやしながら、その子供に向けて
そして自分自身に向けて歌った伝統的な子守歌を聴きました。

歌詞はとても人生の希望を感じる前向きな歌詞にも関わらず
メロディーはどこか悲しみに満ちています。


子守唄5

どこか津軽三味線のような悲しみと哀愁と
強さや希望を感じる子守歌だと感じました。

私の心が震えたのはこのアメリカの黒人の子守歌と
スペインの方が歌う悲しみと哀愁に満ちた伝統的な子守唄でした。
なぜか自分の父と母が幼い頃に歌ってくれた子守唄に通じる
日本的なものを感じました。

異国の地の子守歌にも関わらず、とても心が落ち着けられました。
でも思わず気を抜くと。。


子守唄4

うわっ。眠ってしまいます(汗)
子守唄のパワーってすごいです。
よく考えてみれば、音楽的知識のない子供に対して安心させ
リラックスさせ、陶酔させ眠らせるパワーを持った音楽です。
言語の分からない大人が聴いてもすごい効果を発揮します。
ガサガサしていた心が解きほぐされ、フニャフニャになり
そして無力な小さい自分の存在の不安も忘れて
大きな何かに包まれているような安心感を受けながら。。。

ZZZZZZZzzzzzzzzzzzzzzzz...........

もう別世界にいかせていただきます。
こんな演奏が出来たらすごいです。
子守歌ってすごいです。音楽の力が凝縮されています。
本当に大人まで癒される感じがしました。
少し子守歌を聴いて休んだら、今日も三味線と仕事頑張ります。





大久保の津軽三味線教室



「どこに行けば、津軽三味線を習う事が出来ますか?」

という質問を、ある方からいただきました。
私が三味線を教えさせていただいているのは
大久保津軽三味線教室というところになります。


大久保8

この教室の代表は、私の師匠である澤田勝邦先生です。

津軽三味線を本気で学びたい方にも、気軽に続けたい方にも
しっかりと応えられる良い教室だと思います。
師匠の津軽三味線への思いがあふれた教室になっています。


大久保7

お稽古ごとはお金がかかるイメージがありますが
この教室は、月謝や楽器のレンタル料以外になにもお金がかかりません。

これには師匠の三味線を教えるうえでの哲学があるようです。


大久保6

昔から、師匠は全くと言っていいほど
「自分の演奏」を生徒の方に見に来てもらおうとしたり
声をかけたり、無理矢理人集めをしようとしたりしません。


私でさえ、師匠が近々どこで演奏されるのか知らないときが多いです。


大久保5

師匠から、無理矢理演奏を見に来るように言われた事も
演奏のチケットを買わされたという経験も一度もありません。
これはすごいことだと思います。師匠の信念を感じます。

演奏のお供にお誘いいただいた時は
普段見る事が出来ない師匠の仕事の演奏を知ることができます。


大久保4

毎回、すごい舞台で演奏のお仕事をされているんだとびっくりします。
あまりに広い会場、驚くほど沢山の人がいます。
私の腕や精神では太刀打ち出来ないような舞台です。

どんな場所でも、いつものように落ち着いて語り
堂々とご自分の演奏をする姿に、思わず感服してしまいます。


大久保2

同じ舞台に立たせていただき、様々な経験をさせていただけるのも
師匠の器の大きさです。私など呼んでいただいても
大して演奏で役立てる事はないにも関わらず
温かいお心遣いに感激してしまいます。

もっと上手くならないと申し訳ない。。と毎回演奏後に焦る私に
いつも笑いながら温かいアドバイスや助言をくださいます。


大久保1

三味線のこと、仕事の事、人生の事
師匠からの一言一言が、私の心の的をついていて身にしみます。
話すたびに自分の未熟さや努力の足りなさを感じると同時に
気づいていなかった何かが分かり、新たに進むべき方向が見えてきます。
この師匠と出会えて良かったと心から思っています。

教室について質問していただいた方に
ぜひこの師匠が代表としている大久保教室のホームページを
見てもらおうと思ってサイトを開いてみると。。


大久保8

あ!ホームページがリニューアルされていました。
これも師匠がコツコツと自分で
ホームページを作り直したことを知りました。
業者や他人にすぐに頼らず、何事もまずは自分の力で頑張ってみる
その行動と姿勢がすごいと感じました。
うわっ!私の写真まで入れていただいています。恐縮です(汗)

さらにこのホームページの中で、なんと。。
「師匠のブログ」が誕生した事を知りました。
このブログがなんとも師匠らしく、三味線への愛や
音色に対する本気さを感じずにはいられないブログでした。
ぜひ見てみてください。師匠に刺激されながら
私もコツコツ、三味線と仕事とブログ頑張ります。



■澤田勝邦師匠のブログが見られる大久保津軽三味線教室のホームページです。
 大久保津軽三味線教室 http://tsugaru-shamisen.music.coocan.jp/

邦風 in 中野ブロードウェイ


演奏の打ち合わせで、中野にやってきました。

早めに打ち合わせが終了しました。せっかくなので。。
「中野ブロードウェイ」に立ち寄ってみました。


中野BW2

コスプレあり、コミックあり、フィギュアあり、レトロ玩具ありの
不思議なショッピングモールです。前から気になっていました。

うわぁ!懐かしいフィギュアがいっぱい販売されています。


中野BW3

あぁ、このキャラクター好きだったな。懐かしいな。

ディスプレイに並んだマニアックなフィギュアに心奪われてしまいます。
かぶりつきで見ていると、後ろにいる方の視線が急に気になってきました。


中野BW4

うわっ!後ろから、若者に見られています。お恥ずかしい限りです。

思わず童心に帰ってみていましたが、私は40代の男でした(汗)
40代の男がかぶりつきでフィギュアを見ているのは
なんだかあまり気持ちの良い姿ではありません。
慌ててお店を離れる事にしました。


中野BW5

フィギュアを見ている歳ではありませんでした。
なんとなく恥かしくなって、慌ててお店を離れて移動している時に
「映画パンフ」や「映画ポスター」を扱うレトロなお店を見かけました。
こんな店もあるんですね。中野ブロードウェイの奥深さを感じます。


中野BW6

昔の映画のポスターやパンフレットが沢山置いてあります。
すごいお店です。もしかしたらここに、私の人生を変えた津軽三味線の映画
柴田恭平さん主演「夢の祭り」のパンフレットもあるかもしれません。
いや、さすがにマニアックすぎて置いてない気がします。

無いですよね。夢の祭り。かなり昔の映画です。
恐る恐る店員の方に聴いてみました。


中野BW7

「夢の祭りですか? 夢の祭り。なるほど。
 かなり昔の映画ですね。裏の部屋見てきます。
 きっとあると思います。しばしお待ちください。

え?きっとある?しばしお待ちください?
この店員さんの言葉にびっくりしました。
どんな映画も任せてくださいという
自信と誇りのようなものを感じます。
中野ブロードウェイすごいです。そして数分後に。。


中野BW8

うわっ!本当に出てきました。「夢の祭り」のパンフです。
感動です。びっくりです。当たり前のように出てきました。
無いと思って言ってみただけに、見つかった事に驚きました。
驚く私とは対照的に、平然としている店員さんの表情から
静かな自信と映画パンフ収集にかけてきたプライドを感じます。

嬉しくて、パンフを開いてみました。。


中野BW9

うわぁ!!たまんないです。
私の憧れた大好きな三味線の映画のことが、さまざまな形で
パンプに載っています。この映画のおかげで今の自分があります。
感慨ひとしおです。ページをめくる手さえ震えてしまいます。

三味線の音っていいな、いつか大人になって
この楽器を演奏してみたいなと思った中学生のころの
自分を思い出します。この映画がいまの活動のきっかけでした。
そして今、本当に演奏活動させていただいている自分にびっくりします。
この映画すごいです。私の人生に変化をもたらしてくれました。
そして中野ブロードウェイすごいです。
このパンプをあっさり見つけてくださり
当時映画を見るだけでは分からなかったことを
パンフの記事で今の私に教えてくださいました。

なんだか初心に帰りました。中学生の時の自分の心を
思い出させてくれました。三味線もっと頑張りたいと思います。
三味線最高です。中野ブロードウェイ最高です。
あの頃の気持ちを忘れず、今日も仕事と三味線頑張ります。


牛タンを食べながら



津軽三味線の仙台大会が終了しました。

新幹線でビールを飲みながら、一人反省会です(汗)


仙台1

初めて出場する大会は、いろんなことで戸惑います。

今回の大会は、なんと全員マイクなしで
演奏するという珍しい大会で戸惑いました(汗)


仙台2

マイクなしの三味線の生音を審査するため
審査員の先生方が最前列に座っていて緊張します(汗)

目の前に審査員の先生がいる緊張感がすごかったです。


仙台3

慣れない状況で、かなり演奏も焦ってしまいました(汗)

あそこをああしていれば、そこはこうしていれば
おつまみ牛タンを食べながら一人反省会が続きます。


仙台4

今回の大会は厳しい審査基準があって
バチ付けから音締めまで細かく採点されます。
演奏するたび、目の前の審査員の先生が
ペンで採点用紙に何か書き入れている音が聴こえてきます。


仙台7

焦りは見事にリズムに現れます。出だしは落ち着いて入れたのですが
途中でなんだか焦ったリズムになりました。
リズムが乱れると、見事に演奏も乱れます。
全体的に思い切りずっこけた演奏をしてしまいました(汗)


仙台6

今回はずっこけてしまいましたが
また立ち上がって挑戦したいと思います。
自分は大した事ないんだ、全然うまくないんだと知り
反省するためにも、これからも大会に
出場し続けたいと思います。

会場で、各演奏者の採点表が公開されて驚きました。


仙台5

それぞれの先生が、項目ごとにつけた点数がそのまま
会場に貼り出されたのです。ドキドキしながら見てみましたが
これがとても勉強になりました。
自分の演奏の何が良くて何が悪いのか一目瞭然でした。
次の大会に向けての改善点がはっきりしました。

仙台大会に出場して良かったです。


仙台8

仙台から帰ったら、また練習です。
自分の演奏の未熟さを知り、さらにどう改善するか考えていたら
また闘志がわいてきました。勉強させていただきました。
東京に帰って、また三味線と向き合い
5月の青森の大会に向けてすべてやり直そうと思います。

今日も三味線頑張ります。










プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

リンク
ブログランキング
ブログランキングに参加しています。 ボタンを押して応援していただけると 励みになります。
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
このエントリーをはてなブックマークに追加
サラリーマン ブログランキングへ