街の職人たちに教えられています。

八重桜

タイヤがペチャンコです。

通勤に使う自転車がパンクしてしまったので
朝早くからやっている自転車屋さんにパンク修理をしていただきました。
なぜか自転車屋さんに修理してもらっている間
悪いことをして怒られている少年のような感じになってしまいます(汗)

自転車屋さんの自転車を見つめる真剣な目
そして油で真っ黒になった作業着、真っ黒で分厚い手のひらをが
無言で「お前、自転車を大切にしていないな。」と言っているように
感じてしまい、とても反省させられるのです(汗)

「ごめんなさい。こんなになってから持ってきて」
という気持ちになってしまいその場から離れられなくなります。
「あとで取りに来ます」という言葉は絶対に言えません(汗)

「自分が普段からろくに手入れもぜず、大切にしていないうえに
パンク1つ自分で直せず、お金だけ払って後からとりにくる?
パンクさせた自転車を直すところ、しっかり見ておけ」


と言われているように感じてしまうのです。
もちろん自転車屋さんはまったくそんなことを言っていませんが(笑)
大人になってもあの自転車屋さんの真剣な眼差しや
真っ黒な分厚い手のひらは、道具を普段から
大切にしていない自分を猛反省させるのです。

じつは
三味線の発表会用に、今回、
糸巻き(三味線の糸をまきつけるところ)
の具合を直してもらおうと、近所の三味線屋さんにいったときに
開口一番、職人さんからこう言われました。

「本番前に調整?今までこの状態で使っていたんですか。
 普段からきちんと使ってていないでしょ。一目見れば分かります。
 。。。。。。。。。。。。。。。(無言)。。。。。。。
 明日本番ですか。。。。。仕方ないです。
 では今からやります。ただし時間がかかります。これは本来、
 1日でやる仕事ではないです。」


急に汗がどっとふきだしました(大汗)
すいません!!という気持ちになりました。
そのあと長い時間、椅子に座ったまま姿勢をただし
三味線職人の方が無言で
ひたすらやすりがけしては調整、やすりがけしては調整の仕事を、
ただただ申し訳なく反省している子供のように
長い時間見続けることしかできませんでした(汗)
そして真剣な眼差し、真っ黒い分厚い手のひら、
真剣にやすりがけする姿勢を見ているうちに

 自分の道具だろ。好きで選んだ道具なんだろ。
 自分が大切にしないでどうする。愛情を注がないでどうする。
 それで三味線が好きなんてよく言えるな。
 大切にしろ。大事にしろ。きちんと道具に愛情を注げ。


そう言われている気がしました。
もちろん職人さんは何も言ってないのですが
でもはっきりと言われている気がします。
シュッ、シュッ、シュッという音だけで私に
生き方そのものを問いかけている感じがします。

携帯やパソコンの修理の時には感じないことなのに
人として、男として、道具を持つものとして
こんな生き方でいいのか?と言われているように感じるのです。
これは職人さんの無言の力です。
職人さんが町のあちこちにいるのはすごいことだと思いました。
三味線に対する愛情、真剣に三味線と対峙する姿勢
そして三味線を修理するために何十年も使いこまれた道具
そしてその道具のしっかりした手入れ
そしてその丁寧な使い方。すべてが有無を言わさない説得力を持って
お金だけ払ってお願いしている自分のずるさや甘さを
自己反省させてくれます。
時間にして数十分ですが、長い長い時間に感じました。

 すいませんでした。これからは道具を大切にします。
 愛情をこめて手入れします。長く大切に付き合います。


そう思いました。ありがたさを感じました。
これからも直していただいた自転車を手入れしながら
通勤して仕事をして、調整していただいた三味線を手入れしながら練習して
サラリーマンと三味線の道を愛情を持って進みたいと思います。
職人の方々から大切なことを教えていただき感謝しております。

コメントの投稿

非公開コメント

確かに

日ごろ使い慣れると大事さも忘れ気味

私も天神が壊れて初めてメンテナンス
が悪いってことを三味線屋さんから
言われました

その三味線屋さんは三味線をわが子と同じと
扱いは丁寧で三味線に語りかけてるような
会話してるみたいでした

生きてるんだよ、この言葉に全てが
語られていました

まだ未熟だから三味線に馬鹿にされて
思うようには弾けないんですね

早く自分のものにしなさい
この言葉に何故か申し訳なく
思いました

No title

こんにちは、邦風さん!

道具を大切にするって、とても大切なことですよね。
邦風さんのブログを読んでイチロー選手を思い出しました。
イチロー選手の道具に対する愛情は並々ならぬ
ものがあるそうです。
邦風さんもイチロー選手のように
一流プレイヤーの階段を昇っていくのでしょう。

過去の邦風さんのブログを読み返してみて改めて
『気づきの感性』が鋭いな、と感心いたしました。

当たり前の日常の中で
『常に周囲にアンテナを張って』そして
『常に三味線道とサラリーマン道に活かそう』とする
極めて前向きで、それでいて謙虚な姿勢!
ホント素晴らしいと思います。

そんな邦風さんに較べて、
ボーッと日々を過ごしている自分が
情けなくなります。
生まれ変わったら邦風さんのように
『日々研鑽していく人生』を目指そうかな。
それとも『日々ヒリヒリするような人生』かな。
どちらも憧れですが。

イラストの抜けの空が青くて気持ちがいいですね!

サーフさん、ありがとうございます。

サーフさん、コメントありがとうございます。

天神が壊れたとき、感じられたんですね。
私も今回とても自分の日々の楽器への扱いの雑さを
ひしひしと感じてしまいました。

三味線をわが子と同じと同じように扱わなければ
いけないですね。丁寧に優しく、時に厳しく、
時にいたわり、愛情を持って接しなくてはいけないと思いました。

職人さんは身をもって教えてくれますね。
素晴らしい存在です。厳しく生きている分、多くは人に言いませんが
仕事に向かう姿勢でたくさんのことを教えてくれます。
いっぱい汗をかきましたがいい刺激になりました。

コメントありがとうございます。

こんにちは、いつもコメントありがとうございます。
道具を大切にするって、とても大切なことですね。
私も実感しました。
イチロー選手もそうなんですか!
道具に対する愛情が並々ならないなんて
まさに職人です。一流選手は一流の職人なんですね。
私は道具の扱いがまだまだ雑なのだということに
気づいて大反省中なのでまだまだ未熟者です。

過去のブログまで読み返していただいてありがとうございます。
『常に三味線道とサラリーマン道に活かそう』としていますが
なかなか音にあらわれてくれないので、また頑張ってしまいます(汗)
才能はないので努力でどこまでいけるかやってみたいと思っています。

『日々研鑽していく人生』になっていたらよいのですが
研鑽していけるようにコツコツ頑張りたいと思います。
『日々ヒリヒリするような人生』もとても素敵です。
いろんな生き方があって人生って面白いです。

初めて知りました

現在、悪戦苦闘し、どうにも
リズムがとれない曲名は「津軽塩釜甚句」
早いテンポでのりが良い曲です
早速唄を聴いてみました

凄く良い唄でした

何ともいえない節回しと訛り
こんな曲を弾けたら、そして
唄付け出来たら最高でしょうね・・・

知人曰く、初心者では難しいよとのこと
やっぱり・・・邦風さんは弾いたこと
ありますか?

Re: 初めて知りました

「津軽塩釜甚句」たしかに
早いテンポでつかむの大変そうです。
私はまだやっていませんが
たしかにのりが良い曲で好きです。

唄を覚えると三味線も覚えやすくなりそうですね。
凄く良い唄と感じたのであればなおさらです。
好きな曲の節回しと訛りをつかんで
三味線を弾けたら楽しいと思います♪

初心者では難しい曲なんですね。
甚句ものは撥付けなく始まる感じもドキドキします。
ぜひ練習でつかんでくださいね。応援しております。
私ももう一度じっくり聞いてみるようにします。
プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

リンク
ブログランキング
ブログランキングに参加しています。 ボタンを押して応援していただけると 励みになります。
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
このエントリーをはてなブックマークに追加
サラリーマン ブログランキングへ