ある駒職人の方の話。





ある駒職人の方から、駒をいただきました。
この駒をつけると、三味線がとても正直になる感じがします。
やさしい時はやさしい音、強くたたきたい時は強い音、
疲れている時は疲れている音、気分がいい時は気分がいい音、
この駒はすべてを正直に表現してくれる駒だと感じます。

演奏にも人格が出るといいますが、
きっと駒作りにも人格が出るのかもしれません。
この駒を作った方は、とても素晴らしい人なのです。
初めてあった人や、年齢の違う相手や、しゃべりの下手な私や、
声が小さくてかき消されそうな人の話を馬鹿にせず、
どんな声にもいつもしっかり耳を傾けて、
相手の気持ちや話を引き出してくれるのです。

いろんな声を聞き出す
人の気持ちがわかる駒職人の方だからこそ
どんな細かい音色も拾い上げ、音を増幅し、いい音色で広げてくれる駒ができる。
つまり弱い声も強い声もすべて聞き入れて話をさせてくれる
その懐の広さや精神が、あますところなく
一つの駒になっている感じがしました。

仕事も演奏も駒作りも、すべてそこにはその人の人格が出る
そんな気がしてきました。どんなこともいい加減ではいけない。。。
演奏だけではなく、仕事や、同時に自分の人格を極めなくては
心を打ついい仕事、いい演奏はできない、つくづくそう思いました。

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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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