無駄なこと。無駄じゃないこと。

11月11日は、青森でいつもお世話になっている
「かなぎ元気倶楽部」が誕生した日だそうです。
誕生して8周年だそうです。本当におめでとうございます。




ちょうど昨日は、東京にお仕事で来られていた
かなぎ町の方が、夜、寝台列車で青森に帰っていく日だったので
お見送りするために上野駅まで行ってきました。

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津軽三味線発祥の地、かなぎで暮らし、かなぎを盛り上げようと
毎日、コツコツ頑張っている姿に感銘を受けました。

応援の気持ちを込めて、列車がホームから見えなくなるまで
ずっと手を振り続けてしまいました。
頑張って下さいね。離れていますが、いつも応援しています。

見送ったあと、津軽のことを考えていたら
なぜかとても太宰治を読みたくなりました。
「人間失格」「津軽」「斜陽」「走れメロス」などを久しぶりに
読み返すことにしました。

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思わず、夢中になって読んでしまいました。
人間の弱さや、ずるさ、やさしさや、おかしさが
すべて描かれていて引き込まれてしまいました。

太宰治さんの「弱い自分を隠さない」姿勢に感動しながら
人間は、理屈で動いているわけではない
感情で動いているんだということを改めて実感させてくれました。

どれも人間の本質をついた作品でした。
ふと仕事のことを考えました。

最近、仕事はどんどん効率化を求められます。
無駄をなくして、効率を上げることを求められる場面が多くなっています。
仕事なので、当然のことです。

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仕事で無駄なことは徹底的になくしていくこと。
無駄をなくして、効果は最大限にあげること。

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仕事の効率化は必死になって頑張って行こうと思います。

でも。。
太宰治さんは、真逆なことを教えてくれました。
人間にとっては、無駄なことにこそ意味があって
意味の無いことの積み重ねが人生にとって意味があるんだと
でも無駄の中にも意味があること。意味の無いことなどないということ。

無駄の中に意味がある? そういえば。。

先日、後輩と、仕事で配る資料に
ちょっとしたサプライズを入れたことを思い出しました。
一人一人にあわせて中身を変えてみたりしました。
かなり非効率なことでした。


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無駄なことに見えますが、なんだかワクワクしました。
仕事に心がこもり楽しくなりました。
そしてとてもプレゼンが上手くいきました。

その仕事の途中でも、みんながお腹空いているかと思って
自分で買い出しに行ったりもしました。無駄といわれれば無駄な行為ですが
徹夜明けの仲間の顔に、少し元気が戻りました。

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嬉しかったです。お金はいりません。元気な顔が見れたので十分です。
みんなで食べて楽しく仕事しましょう。
なんだか仕事をする気分が盛り上がりました。

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先輩が傘を忘れたというので、傘を貸してあげました。
私、会社にもう一本持ってますから、大丈夫です!
先輩に対してそう言いましたが、本当は1本しかありません(汗)
全然大丈夫です。プレゼン頑張って下さい。
帰り道、私はずぶぬれでしたが(笑)
先輩の仕事がうまくいく気がして気持ちがよかったです。

昔の上司が酒を付き合ってくれと電話してきました。

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仕事にあてたい時間でしたが何か悩んでいるようでした。
付き合いました。すべてをはっきりは言ってくれませんでしたが
少し悩んでいた気分が楽になったようでした。良かったです。
いつでも誘って下さい。出来なかった仕事は朝頑張るので大丈夫です。

もう一つの宴会も出るかどうか迷いましたが。。

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出てみました。カラオケでした。これ、朝までですね(汗)
付き合います。唄いましょう。知らない唄ですが、盛り上げますね。
明日から、このメンバーでみんなでまた雰囲気よく仕事しましょう。
とことん盛り上がってみました。気持ちが一つになりました。

振り返ってみると、私のやっていることは
仕事の効率化という意味においては
無駄ばかりです(汗)無駄はなくして、効率を上げる。
なかなか簡単じゃありません。何が無駄で、何が無駄じゃないか
見極めも難しそうです。

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太宰治さん、私もやはり効率的ではない人間な気がします。
無駄に思えることに意味があると思っているのかもしれません。

私は三味線を好きなのも、もしかしたら非効率的だから
のめりこんでいるのかも知れません。

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3本しかない弦と、印のない勘所、楽譜も無く耳で覚える覚え方
叩きにくいバチの持ち方、アンプにつながないアナログな音。
そして切れやすい糸に、くるいやすい調弦。

どこをとっても、まったく効率的な楽器ではありません。
でも、効率的な楽器だったら
こんなに好きになっていないかもしれません。
弾きにくく、扱いにくく、難しく、長い道のりだからこそ
真剣に心を込めて向き合えるのかもしれません。
この効率的でない楽器に取り組んで投げ出さず
一生懸命つきつめてよい演奏をしている人に
尊敬したり感動してしまうのかもしれません。

そんな非効率な努力が感動を生むとどこかで信じています。
こんな楽器と出会えて改めて
とても嬉しい気持ちになってきました。

効率も大切。でも非効率にも深い意味がある。そんな気がしています。
無駄なことも大切に。今日も三味線と仕事頑張ります。

(このブログもいろんな方に読んで頂いてありがとうございます。
 嬉しいです。かなり非効率なブログですがこれからも
  コツコツと愚直に続けて行こうと思います。)

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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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