「ビリフリューゲルレスデサコォ?」


北欧の国の出張が続いています。

朝、出かけようと、エレベーターに乗ったところ
扉を閉める「CLOSE」のボタンが無いことに気づきました。
ほんの数秒のことなのに、日本にいる時のように
扉を早く閉めようと、ボタンを探してしまう自分がいます(汗)


ヘルシンキ1

こちらの人たちは、扉が閉まる速度なんて気にしていなくて
ゆっくり微笑みながら、扉が閉まるのを、待っています。
たかが数秒のこと、待っていればいいといった感じで穏やかです。
日本人の私は、どこか少しせっかちなのかもしれません。

仕事相手と話していても、話を聞いている表情が
実に穏やかで驚きます。いつもどこか微笑んでいて
表情が優しくて温かさを感じるのです。


ヘルシンキ10

どんな方と会っても、どんなお店に入っても
何かみな楽しげで、穏やかで柔和な表情で対応してくれます。
この国の言葉がうまくしゃべれない私のような人にも
嫌な顔することなく、自然な笑顔で接してくれます。
私の表情は普段、あんな柔らかくなっているのかな?
いつもこわばった表情をしていないか心配になります(汗)

街をあるいていても、感じます。
行き交う人たちが、いつも微笑んでいて、そして
とてもゆっくり歩いているのです。


ヘルシンキ3


笑顔で、ゆっくり歩く人が多いと
街の雰囲気はとても良くなるのだと分かって、びっくりしました。
街全体が、とても優しくて温かい空気に包まれていました。

誰かが何かを落としたりすると、見つけた人が
「 オゥッ !」とか言いながら、それを笑いながら拾い上げて
落とした人にゆっくり渡す。渡された相手も
ゆっくりと受け取って、とても嬉しそうにお礼を言う。
私はこの国がとても好きになりました。


ヘルシンキ6

ふと、今の日本は、今の東京はどうだろうと思いました。
こんなに穏やかで、こんなに温かい雰囲気があるのかなと思いました。
私もたくさんの人の中で、ついつい早く歩いていたり
無表情で歩いていたり、誰かが何かを落としても気づかなかったり
していないか、心配になりました(汗)

この街で感じた温かさや優しい空気のようなものが
とてもいいなと思いました。
人が作る街の空気ってあるんだと知りました。
でもこれはもしかして。。


ヘルシンキ7

本当は、日本人がもともと持っていた
「温かい空気」のような気がしてきました。
その昔、海外の方が初めて日本に来た時に
その慎ましい生活、独特な文化を感じるのと同時に
日本人のさりげない思いやりの精神や、穏やかな性格に驚いた
という書物に書いてあった言葉を思い出し
この街で今、私が感じている驚きと似ていると思いました。

せっかくなので、この街の「穏やかな気持ち」を
私なりに吸収して日本にもって帰りたいと思います。
まずは笑顔と優しい気持ちから吸収したいです。

昨日、昼食を食べようと入ったレストランで
私の頼んだものが、全然想像と違うものが運ばれてきました(汗)


ヘルシンキ8

こんな時こそ笑顔です。
もともと言葉がよくわからず、当てずっぽうで頼んでいるので
何が出て来ても仕方ありません。穏やかに受け入れてみたいと思います。
オウッ!って笑顔で言ってみたりしても良いかもしれません。

今朝は、一人でCAFEに入りました。
最近は恥ずかしい失敗のブログが続いたので
「一人で朝、海外のCAFEで時間を過ごしました」とブログに書いて
海外に慣れて来ている自分を少し出してみたかったのです。

コーヒーだけでは芸がないので、デザートも一緒に頼みました。
慣れている感じをより出したかったのです。
メニューの中からデザートらしいものを選んで注文してみました。

コーヒーはすぐ運ばれて来たのですが、
デザートがいくら待っても来ませんでした


こちらでは店員さんに「すいません!」と言わない方が良いそうです。
自然に通りかかるの待って、さりげなく目が合うまで待つのが
良いそうです。たしかに、その方が良い空気が生まれそうな気がします。
自然に目を合わせてみますね。


ヘルシンキ5

あれ?まったく目が合いません(汗)
素通りされてしまいます。
こんな時こそ笑顔です。焦ってはいけません。
壁に貼られている絵を見ながら、ゆっくりコーヒーを飲みながら
時間を楽しんでみますね。カップのデザインや
CAFE全体のインテリアを見て、楽しい気持ちになってみます。
心に余裕と温かさを持ってみます。

そんなことを考えながら、時間がどれくらい経ったか忘れた頃
そのままさり気なく、目線を店員さんに向けると
自然にお互いの目と目が合って、お互い軽く微笑み合うことができました。

この感じです。ゆっくりと。やさしく。楽しい気持ちで。
これは三味線の呼吸や演奏にも通じるところかもしれません。

少し吸収できた感じがします。ゆっくりと笑顔です。

あれ???? 店員さんの手もとに何かがすでにある。
デザート? いや、肉? 焼いた肉だ。 しかもかなり巨大な肉です。。
私でしょうか? あ、私の前で止まった。デザートのはずなのに。
あきらかに、私に持って来たようです。

肉

どうやら私の頼んだ物のようです(汗)
焦ってはいけません。言葉が怪しいので、これが私のものかどうか
聞き直すことすら出来ません(汗)
店員さんが微笑みながら私に尋ねました。

「ビリフリューゲルレスデサコォ?」

こんな感じで言っていた気がします。
なんて言っているのかさっぱり分かりません(汗)
このメニュー名で間違いないかの確認だと思います。

「Yes.Thank You.」

そう言うしかありません(汗)そして笑顔です。
私の頼んだのはきっと、おそらく、いや間違いなく
「ビリフリューゲルレスデサコォ」だと思います(汗)
まさか肉だとは思いませんでしたが(汗)
しかもさっき食べたばっかりなのに。。
こんな時こそ笑顔です。

オウッ!とにっこり笑って、店員さんにお礼を言い
コーヒーと「ビリフリューゲルレスデサコォ」をいただきました(汗)
「お口に合いましたか?」と聞かれて「もちろんです!」
と笑顔で答えると、とても嬉しそうな笑顔を浮かべて下さいました。
まったくデザートではありませんでしたが(汗)
肉とコーヒーという新しいスタイルを
とても穏やかな笑顔で堪能する日本人がいたと思ってもらえたら
嬉しいです。ごちそうさまでした。

あ。。時間がかなりかかってしまいました。
コーヒーだけのつもりが、たっぷりの食事タイムに変わって
出かけるはずの時間を大幅に超えてしまいました(汗)
焦っては行けないと思いながらも
思わず早足でお店を出ることになりました。


ヘルシンキ4

かなり、食べ過ぎました。
「ビリフリューゲルレスデサコォ」はかなりのボリューム感でした。
まさか、妙な時間に、あんなに大きな肉を食べることになるなんて。。
歩く間、お腹がとても苦しいですが、笑顔でいきたいと思います。

次の場所へ移動しようとしたところ
今、自分のいる場所がまったくわからなくなりました(汗)
薄茶色のレンガの壁の建物の前と思っていたのですが
薄茶色のレンガだらけでした(汗)
歩けば歩くほど、見たこと無い景色に突入してしまいます。
地図も持っていますが、そもそもここが地図上のどこかもわからず
頼りになるはずのスマートフォンは圏外です。

こんな時こそ笑顔です(汗)
少し食べ過ぎた分運動が出来ると思えば、少し得した気持ちです。
この笑顔があれば大丈夫です。通り来る人に自然に目を合わせて
さりげなく道を聞けばたどり着きます。
大丈夫です。オウッ! まったく誰も通りかかりません(汗)
さっきのお店に戻ってやり直すしかありません。
お店名も分かりません。
「ビリフリューゲルレスデサコォ」のお店を必死に探して
何時間もかかってようやくたどり着くことが出来ました(汗)

どんなことも笑顔で乗り切りたいと思います。
今日も海外出張と三味線のイメージトレーニング頑張ります。

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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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