私も、挑戦します。

年末に、上司の方に言われた言葉が気になっていました。

「年明けのプレゼン、準備は良くできている。
 あとはプレゼンまでに、どんな部屋でどんな環境でプレゼンするか
 出来る限り細かく、そして詳しくよく調べておくようにしなさい。」


どんな環境でプレゼンするのか。
プレゼンする内容ばかりに頭がいっていましたが
たしかにプレゼンする場から逆算して調べておく必要がありました。
 

冬の話1

「出席人数、席の配置、部屋の大きさ、使える機材
 どんな方が出席して、どんな気持ちで聞くのか。
 時間はあるのか、ないのか、何を求めているのか。
 そして、その状態でプレゼンする位置と聞く側の位置
 そしてその距離と見え方聞こえ方はどれくらいか
 その状況でどんなプレゼンが効果的かを考えて
 現在のプレゼンの準備で良いかどうかしっかり仕方をつめておくように。

たしかにこれは重要です。
せっかく年末に準備したプレゼンセットが
意味ある物になるかならないか、そのプレゼンする環境が
どんな状態かによって印象がかなり左右される感じがします。
的確なアドバイスをいただいた感じがして有り難かったです。

ふと、年明けのボランティア演奏のことが気になりました。

今年はボランティアの活動を増やそうと
いくつかの施設に自分から申し込んだのですが
その施設をきちんと見ていないことに気づきました。
お願いしてその施設を見せていただくことにしました。


冬の話2

やはり、見るべきですね(汗)
頭で考えていたことと、見えた景色はかなり違っていました。
たくさんのご老人の姿や表情を見て、私は自分が行おうとしていた演奏が
まったく見当違いだということを感じました。

私がここで1時間の演奏時間をいただいたのですが
1時間何を演奏するか、どんな流れで構成するかに頭を奪われていて
一番肝心なこと、場所を見ること、聞いていただく相手に会うこと、そして
その場所で、誰のためにどういう気持ちで演奏するのか
という一番大切な部分が抜けていたことに気づきました(汗)

冬の話3

私のためのボランティア演奏ではなく
この場で、ここで時間を過ごしている方の気持ちに応える演奏でなければ
ボランティア演奏とはいえない気がしました。

私は自分の考えを反省して、夜、すべての構成を作り直しました。

冬の話5

ボランティア演奏。あまく考えていたわけではありませんが
本気でやろうと思うとかなり大変な部分も多いですね。
思わず徹夜になってしまいました。
今弾ける曲だけでは足りないことにも気づきました。

私の今までやって来たことは、出来る限り人を集めること
そして来ていただいた方に
派手に感じてもらえる演奏を中心にしすぎていました。

冬の話4

それは良いことでもあり、良くないことでもありました。
津軽三味線の良さを見せることと、その場で聞いている方が満足することは
必ずしもイコールになるとは限りませんでした。

今回の施設の演奏も
全曲、津軽三味線らしい民謡や演奏をと思っていましたが
私のエゴだということに気づかされました。
聞く方が嬉しくなること、誰もが聴き馴染みのある曲、そして思わず手拍子したくなる曲
口づさみたくなる曲を真剣に考えたいと思いました。
今までやってきた演奏の延長ではいけないと思いました。
体も悪く、記憶することも大変な方が多いところで
私が何が出来るか真剣に向き合おうと思いました。

津軽三味線の曲ではない曲も必要でした。
その場で感じた直感的なものです。なぜ?と言われても説明は出来ません。

「さくら」「赤とんぼ」「ふるさと」を入れることにしました。

入れることにしました、と書くのは簡単ですが
弾くのは自分なので覚えなくてはいけません(汗)
年明けまで時間もありません。公園で必死に練習しました。


冬の話7

この3曲、簡単なようで、とても難しいんですね。
シンプルでゆっくりな曲なうえに、誰もが知っているメロディーで
一音外すだけで、聞いている人が「あ、外した!」と分かってしまうようです。
音を外すたびに、公園の遠くの方で通りがかった方の
笑い声が聞こえるのが分かりました(汗)


あまりに恥ずかしかったので
音を外したかどうか分かりにくい津軽の曲や
弾き慣れた曲にしたい気持ちをぐっと抑えて
たどたどしい3曲の演奏に集中しました。
いま私に必要なのはこの3曲です。


冬の話6

「わーすーれーがーた きー ふーるーさー とー

一番いいところで、変な音が急に出て自分でも汗が噴き出しましたが(汗)
聞いている方に笑われても、覚えきるまで曲をやめないようにしました。
あの施設の方を笑顔にするためには、きっとこの3曲が必要なのです。

新しい曲に取り組む時は、前向きな気持ちと
軽い挫折感が同時にやって来ます。しかもシンプルな3曲は
やればやるほど、大丈夫かな?弾けるようになるのかな?
という不安に襲われました。

冬の話8

簡単な曲だけに失敗を繰り返している
自分の挫折感もわかりやすく現れます。
なかなか覚えられない自分に、ちょっと落ち込んでしまいました。

そのとき電話が鳴りました。
突然で驚きましたが、いつも三味線でお世話になっている方でした。
あるすごい三味線弾きの方を私に電話越しで紹介してくれるというのです(汗)
紹介??こんな「さくら」や「赤とんぼ」で悩んでいる私に??
どんな方でしょうか。。


冬の話9

おそるおそる電話に出てみました(汗)

「あ、はじめまして(汗)私は邦風と申します。どうぞよろしくお願いします。
 サラリーマン三味線として地道に頑張っています。初めまして。」

正直、「さくら」が弾けなくて悩んでいた男です(汗)
あなたはどんな方ですか?と聞いたところ。。
驚きました。


単身でロンドンに三味線を3棹持って行って
ロンドンでライブを開いたり、津軽三味線をロンドンの方に
教えたりしている方だそうです。

本人と電話越しに会話させていただき、その物腰の柔らかさと
志の高さや芯の強さを感じ、感激してしまいました。

HIBIKISAN.jpg


その後、本人からもご丁寧なメールいただき
WEB上で見られる、ご本人の活動や演奏を見せていただきました。
海外の方がたくさん集まっている場所で、
一人で乗り込んで演奏している姿を動画で見ていたら
感動してしまいました。

完全にアウェーな状況で
緊張しながらも周りに動じず、一音一音、しっかりとした音色を
そして日本の音色をしっかりと刻もうとしている姿に
困難なところにあえて挑んでいる本人の覚悟と誇りを感じて
私はとても心を打たれて胸が熱くなってしまいました(汗)
これはすごい挑戦だと思います。

「 HIBIKI ICHIKAWA 」さんで検索すると
そのたくさんの挑戦の姿が見られます。
もしよければ見て、そして応援してあげて下さい。
素晴らしい精神を持った方だと思います。
私も全力で応援したいと思いました。


冬の話10

良い電話をいただきました。

ちょっと悩んでいたタイミングに、嬉しいつながりをありがとうざいます!
すごく刺激を受けました。私は頑張っているつもりでしたが
単身で海外で必死に三味線を普及している方がいるときいて
私の挑戦なんて、本当にちっぽけなものだと
感じました。あなたの志、行動力にとても力をいただきました。

「いつか一緒に弾きたいです!」

という言葉までいただいて感激しました。ありがとうございます。
私も一緒に出来るように頑張ります。

でも実は、まだ「さくら」と「赤とんぼ」を苦戦している私ということは
あまり声を大にしては言えないうえ(汗)
かなり頑張らなくてはですが、いつかぜひお願いします。

頑張る人を見ると、自分の中に新しい気持ちが芽生えてきますね。
私も頑張ります。ボランティアを精一杯頑張ります。
そして今回の刺激で、さらに別の挑戦を私もしようと今日新たに思いました。
響さん、そして紹介してくれた方、この刺激に心から感謝です。

来年の自分のやるべきことが見えてきました。
やります!エンジンがかかってきました。
挫折なんて言っている時間はありません。
これからも必死で頑張ります。

少しホームページも更新しました。邦風ホームページです。
http://kunikaze.jimdo.com



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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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