花と三味線に学ぶこと。



今日は三味線の練習の前に、いけばなの本を読みました。

「ikenana」というタイトルで書かれたこの本には
花について教えていただいている花道家の上野雄次さんの
「花いけ」の作品や哲学がたっぷりつまっています。

そのノウハウや花を生ける精神が凝縮されていて
読んでいて思わず引き込まれます(汗)


おはないける1


自由な発想と大胆な手法、そして緻密な計算と繊細な技術について
解説されているうえ、花のいのちに対する哲学と覚悟などを感じられて
とても読んでいて勉強になります。


花を生けることは、すべてが自由なんですね。
自分の決めた場所にどんな花を生けるか、どんなストーリーを展開するか
じっくり考えなくてはいけないです。私は花に関しては全くの素人ですが
自分の心の声にしっかり耳を傾けるようにしなければと思いました。


おはないける8

先日も、何をどう生けたいか。空間をどう生かしていくか迷いました。
無い知恵を絞りながら、まずは生ける器を選んでみました。
器の個性や魅力を一生懸命見ながら、でも、そもそも
本当に器を使うべきかどうか、そこから考えたりもしました。


おはないける6

悩んだ結果、ボク(木)と呼ばれる木の枝を
器の変わりに使うことに決めました。
枯れ木という自然の物をベースに花を生けたいと思ったのです。
あえて器や剣山を使わず自然のものだけで生けていく
上野さんの影響を完全に受けています。


おはないける7

よい形のボク(木)を選ぶことができました。
どれにしようかと、いろんな木に触れるていると
自然と楽しい気持ちになります。
三味線も天然の「木(紅木)」で出来ているので
触れた感じがとても好きです。

初めて自分の三味線を作っていただくときに
紅木から選ばせていただいた
ドキドキ感をふと思い出しました。

三味線は自由です。特に津軽三味線の演奏は、とても自由です。
でも同時に、きちんと勉強して基本や伝統やセオリーも知っていれば
さらにそこを守るか壊すか離れるか、さらなる楽しみも広がります。


おはないける5

津軽三味線はきちんと基本やルーツを学んだうえで
その後は、どんな音色を作り出すか、どう表現するか、
どこまで伝統を守り、どう新しいものを取り入れた演奏するか
すべては演奏者の自由と自己判断に任されています。

おはないける3

すごい自由度です。すごい楽器です。素晴らしい和楽器です。
年に一度の津軽三味線の大会でさえ
全員が自分の考える「じょんから節」を思い思いに弾きます。
自由に自分の演奏をするため、同じじょんから節は1曲として存在しません。
セオリーを体得した上で、後は自由な演奏で競い合います。
自由でクリエーテビティーの高い大会です。
やはり津軽三味線は面白い楽器だと思います。

そんなことを考えながら。。
生けてみました(汗)ちょっと変わった生け方になりました(汗)


おはないける9

なんでしょうか。。(汗)面白い形になりました。
今の私のようです。なんだか頑張って立っているんだけど
数秒後には倒れそうな危うい感じが出ています(笑)
力強そうで、やや華奢で危ない私の演奏のようにも見えます。
グラグラする枝をと格闘しながら、なんとか形にしてみたところ
今の自分の思いや、私の演奏の特徴が出る花になりました。

演奏も、花も、自分の心がそのまま出るみたいです。

おはないける4

そんな私の心の迷いや見通すようにいつも
上野さんにいろんなアドバイスや、花を生かすためのヒントをいただきます。
見よう見まねで何の知識も技術もない私に
丁寧に花との向き合い方を教えていたいています。


花を生けることは自分自身の決断の連続なんですね。
すべてはその時の自分の心と、目の前にある花と、その場所を見つめながら
セオリーに従うべきか、それとも自由に生けるべきか、瞬間瞬間の自己決断だと
毎回感じて、とても勉強になっています。

ブログ用

演奏は、目の前の一音一音を大事に大事にしよう。
上野さんの本を読み終えて、そう思いました。
基本と独自性、伝統と革新、という相反するこの二つを
大切にしようと思いました。

すべては自由です。人生は自由です。音楽も自由です。

何を選び、何を捨てるか。
花と三味線に教えられます。今日の朝の練習もかなり濃厚になりました。
今から仕事に向かいます。サラリーマンとしての基本と自由演技。
セオリーと独自性。規定演技と自由演技。
どれも全力で楽しんでやりたいと思います。

おはないける2

うわっ!朝日がまぶしいですね!今日もセオリーを知りながら
自由に生きてみます。三味線と仕事頑張ります。

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■上野さんの花に関する本「ikebana」についてはamazonで見られます。
 http://www.amazon.co.jp/Japanese-Ikebana-Every-Season/dp/4805312122/ref=sr_1_3?s=english-books&ie=UTF8&qid=1392564626&sr=1-3&keywords=ikebana

■そして5月の青森の津軽三味線大会の26回の概要についてはこちらで見られます。
 http://www.kanagi-gc.net/#26taikai

■花のアート写真についてはこちらで見られます。少しづつ更新しています。邦風ホームページです。
 http://kunikaze.jimdo.com


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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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