アリとして生きるか。キリギリスとして生きるか。





たまたま入った本屋で手にした

「Like a KIRI-GIRISU」(株式会社KADOKAWA)という本を読んでいて
イソップ童話の「アリとキリギリス」というお話について
ずっと考え続けていました。

自分はアリなのか、キリギリスなのかについて考えていたのです。
アリはコツコツと働き続ける存在、キリギリスは自由で気ままにに
日々楽しく生きる存在と聞いた覚えがあります。


万次郎3

近年、ウォルトディズニーによって書き換えられた
「アリとキリギリス」に出てくるキリギリスは
アリたちがコツコツ働いている間、それを横目に自分のやりたいこと
楽器(ヴァイオリン)の練習をし続けた存在として
キリギリスが登場するそうです。

本をもう少しで読み終わるあたりで
誘っていただいた舞台の開始時間になりました。


万次郎2

キリギリスは、蓄えがなく倒れてしまうのではなく
そのコツコツ練習した演奏を聞きたい他の昆虫たちに招かれて
楽器を演奏し、魅了し、喜ばせ、食料や飲み物をもらうという
意外な展開になっているそうです。

これには自分の人生を考えさせられました。

私は一体どっちになりたいのか。。
サラリーマン。三味線。アリとキリギリス。どっちになりたいんでしょうか。。
素晴らしいステージが始まりました。

万次郎1

津軽民謡手踊りの「尾原家万次郎女ショー」です。
唄、三味線、踊りが一体となった素晴らしい舞台でした。
何もない舞台が華やかな唄、踊り、三味線で、まるで花が咲くように
賑やかに彩られていき、心を掴まれてしまいました。
民謡の唄声は本当に華やかで温かくて素敵でした。


万次郎10

美しく伸びやかな声に圧倒されました。
そしてさらにその唄い手の方を盛り上げる三味線の演奏は
さすがに名人と言われる方達だけに
それぞれに味のある華麗で繊細で力強くて見事な演奏でした。


万次郎4

名人たちの集結、それぞれの演奏、そしてそれぞれの生き方
それぞれの音色がぶつかる素晴らしい舞台で、見応えがありました。
バチの振り方一つにも、個性や味や生き様を感じるほどでした。
そして初めて生で見る踊りも。。

万次郎9

生き生きとした生命力を感じる素晴らしい踊りでした。
私は踊りについては詳しく分かりませんが、わからない私でさえも
軽快で、美しくて、アクロバティックな津軽の踊りにウキウキして
一緒に踊りたくなってしまいました。

万次郎8

踊りってすごいです。唄ってすごいです。三味線ってすごいです。
三味一体となった素晴らしい舞台に、感動し魅了させれました。
これは芸術であり、エンターテイメントだと実感しました。
さすがにこの道のプロや名人たちの舞台です。

万次郎7

どこをとってもあまりにすごいレベルで、思わず私は

「この世界にはすごい人がいっぱいいる。私は見ているだけで十分です。」

という気持ちに一瞬なるほど素晴らしい舞台でした。。
唄に演奏に踊りに全人生、全力でかけている人には
頭が下がりました。その覚悟や生き様は、やはり音になって
すべて現れている感じがします。

万次郎6

アリかキリギリスか。。
キリギリスの演奏にはたどりつけない働きアリの自分を感じましたが(汗)
でも負けん気精神で、少しでも素晴らしい演奏に近づけるように
頑張ってみたいと思いました。

思ったものの。。今日も休日出勤です(汗)
私はアリでした。働きアリです(汗)

でもキリギリスの好きな道をつき進む
まっすぐな精神に素晴らしさを感じて尊敬します。
そしてアリの忍耐強さや地道な努力も素敵です。
キリギリスのように演奏や唄や踊りで人々を魅了をすることも
アリのようにコツコツ働くことも
最終的には人に感動を与えます。
どちらも与えたいのは感動です。
どちらも楽な道はありません。
同じように避けて通れない地道な努力があります。
アリもキリギリスもどちらも人を元気にする素晴らしい存在です。
自分はどうしたいのか考えながらも
どちらもコツコツ地道な努力は重ねていきたいと思います。

今日も仕事と三味線頑張ります。邦風
(この素晴らしい舞台の余韻が消えていないうちに仕事を頑張ります。)


■ Like a KIRI-GIRISU / 伊藤氏貴著 株式会社 KADOKAWA  2014年1月2日初版発行




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初めてコメントさせていただきます。

初めてコメントさせていただきます。いつも、ブログ楽しみに読ませて頂いています。三味線にたいする思いや姿勢が本当に素晴らしいなと思っています。

私も、尾原家万次郎女ショー観に行きました。並んでいる時、邦風さんお見かけしました。
モノトーンのお召し物でしたよね。
早く並べたのでかなり前列で観ることが出来ました。
長時間、あんなに大物ばかりの舞台を間近に観ることができ本当に勉強になりました。

実は私も澤田流の津軽三味線をならっているものです。まだ一年半ぐらいですが、いつか邦風さんとご一緒に演奏出来る日を夢見て頑張ります。

また、コメントさせていただきます。





素晴らしい舞台でしたね!

ミズタマさま

コメントありがとうございます。邦風です。
同じ流派なんですね!そしていつも読んでいただいていたなんて
感謝です。ありがとうございます。

しかも尾原家万次郎女ショーいらっしゃっていたんですね!
本当にすごい人数並んでいましたよね。驚きました。
その中にいらっしゃったんですか。
はい! 私はモノトーンの服を着て、あまりの行列に圧倒されながら
ウロウロしながら歩いていました(汗)
今度私を見かけたらぜひ気軽に声かけて下さい♪
てても嬉しいです。

前列のほうで観られたんですね。最高です。
あんなに大物ばかりの舞台はなかなか見られないので
私も後ろの方の席でしたが、感激してしまいました。
もう夢の競演でしたね!そして素晴らしい企画満載で鳥肌が立ちました。
名人の演奏はやはり味があり、説得力があり、心を打たれました。
行って生で演奏を見れて聞けたことが
今後の自分の三味線のために、貴重な経験になりました。

私は到底そこにたどり着けそうにもありませんが(汗)
あきらめずに自分の出来る最高の演奏をできるよう
頑張ろうと思える濃密で刺激的な舞台でした。
同じ時間と感動を共有出来てとても嬉しいです。

これからも一緒に楽しみながら頑張っていきましょう。
そして一緒に語り合い演奏したいです。これからもよろしくお願いします。

邦風

ありがとうございます

偶然たどり着いた邦風さんのブログ、本当に楽しく読ませて頂いています。

勝手ながら、自分と似ているなと感じる部分があります、

私も働きながら三味線に取り組んでいますがこんなに忙しい毎日では練習は、出来ないと思っていましたが、このブログに出会った時に仕事前の朝練習されているというのを読んだ時、言い訳している自分が恥ずかしくなりました。

それに、10年日記、私も書いていてもう4年目になります。そこでやっぱり感性が似ていると思ってしまいました。

澤田流の演奏会での糸が切れた時のブログは、とても臨場感があり思わず読みながら涙が出てしまいました。
焦りや悔しさを想像すると自分と重ね合わせ泣けてきました。

今、私は津軽あいや節を練習しています。一昨日は沢山聞けて勉強になりました。
なかなかうまく弾けませんが頑張ります。

まだまだ私の三味線人生は、始まったばかりですのでこのブログを参考に姿勢や、コツを学ばせていただきます。

そして、私の腕が上がった時には是非ご一緒出来ることを楽しみにしています。

長々と失礼致しました。

こちらこそ、ありがとうございます。

ミズタマさん

読んでいただいて、共感していただけること
とても嬉しいです。ありがとうございます。

本当ですね!
働きながら、三味線をされていることも
10年日記を書かれていることも共通しているなんて
とても似ているかもしれませんね。

忙しい毎日の中で、三味線に取り組まれていることや
そして日々流れて行く自分の思いを綴られていることは
ほんとに素晴らしい事だと思います。
大変な時も多いかもしれませんが
いつか自分を助けてくれる事ばかりなので
お互い楽しみながら続けて行きましょう。
私も、ついつい自分の中に
怠けそうになる自分がいるのですが
このブログを書く事で自分で自分に
気合いをいれているところもあります(汗)

そうなんです!
いつの間にか失敗談や恥ずかしい経験話が
増えてしまいましたが(汗)
一つ一つの失敗の恥ずかしさや悔しさを忘れないように
ブログに書いて自分を向上させようと思っています。

澤田流の演奏会での失敗で起こった恥ずかしさや悔しさは
今でも思い出すだけで、汗が出てきます(汗)
ご自身と重ね合わせて読んでいただいたなんて恐縮です。
同じ汗をかかないようにどうしたらいいかを
あれから試行錯誤するようになったので
私にとって、あの経験がとても貴重な財産になった気がします。

とはいえ、もっと予期しない
派手な大失敗をこれからもしそうですが(汗)
人一倍たくさん汗をかいて恥をかいて
少しづつでも上手くなっていければと思っています。

津軽あいや節に取り組まれているんですね。
華やかで大好きな曲です。
先日の舞台でも、見事なあいやが沢山聞けて
私も勉強になりました。いろんな曲を自分のものにしていきたいと
思いました。いつかいろんな場で、演奏を
ご一緒出来ることを楽しみにしています。

これからも一緒に頑張りましょう。
よろしくお願いします。邦風
プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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