ドラムと三味線と古武道と。



どんな姿勢をとるのが、三味線の演奏にとって
一番良い状態なのか考えていました。
まっすぐにピンと背筋を伸ばして弾いていたときもありますが
最近は少しだけ背中を丸くして弾いてみています。


こぶどう8

これはピアノ演奏者の姿勢からヒントを得て真似ています。
指先にしっかり力を乗せていくために、ピアニストは
少し背中を丸めているような気がしたからです。
他の楽器をやられている方にも学びたくなりました。
近くの席にいる会社の上司がドラムをやられています。。


「次長、お忙しいところすいません。あの、
 唐突ですが、今話しかけてもよろしいでしょうか。」

こぶどう7

大丈夫だそうです。でもすいません。
全然仕事の話じゃないのですがよろしいですか?
恐縮です。音楽の話です(汗)
ドラムを叩く時の姿勢や体の使い方について
少し教えていただいてほしいのですが。。

「あのね、まずドラムのリズムって言うのは、そもそも発祥からして……」


こぶどう6

とてもわかりやすく、詳しく教えていただきました。
そしてドラムのスティックにいかに力をのせていくか
その体の使い方について教わりました。なるほど。
やはり腕が自由になる姿勢や、体の上手い使い方があるんですね!
勉強になりました。感謝です。ありがとうございます。


「例えばね、こういうこと。ズッズッターーーン、ツカ、ズッズッターーーン
 ズッズッターーーン、ツカ、ズッズッターーーン、わかる?
 体の構造と使い方で、リズムがこんな感じになるんだよ。」

こぶどう4

なんとなくですが、分かる感じがしました。
津軽三味線も同じように、日本人独特の間やリズムがある気がします。
本当に音楽好きな方です。二人で音楽の話に熱がこもってきました。
話は体の使い方にいき、肩甲骨の使い方について語り合いました。

「たとえば、この柱を押す時にどう押していくか。
 上から、下から? どっちが力が発揮できる?
 そしてどっちが肩甲骨の力を感じる? 押してみてどう感じる?」


こぶどう5

朝から二人で、柱に向かってぶつかり稽古状態です(汗)
周りの妙な視線も感じますが、上司は真剣に私に
大切な事を教えてくれようとしています。
手に力をいれるためには、姿勢と肩甲骨の使い方が重要なようです。

そしてヒントはどうも「ナンバ走り」にあるようです。
「ナンバ走り」とは右手と右脚、左手と左脚を同時に出すという
江戸時代の日本の飛脚の走り方のことです。


こぶどう3

二人で「ナンバ走り」について語り合いました。
私もこの「ナンバ走り」は、古武術研究家の甲野善紀さんの著作で
知っているつもりでしたが、上司は「体の使い方」や「ナンバ走り」
について、とても多くの本を読んでいるようです。
二人で会社で「ナンバ走り」をトライさせていただきました。
やはり音楽を突き詰めていくと、体の使い方にたどりつき
そして古武術の世界におのずとたどり着くという事が分かりました。

この古武術の原理を生かせれば、三味線だけでなく
パソコン仕事も体をいためることなく
スムーズに、しかも効率的に業務をこなせそうな気がしました。


こぶどう2

甲野さんの著書にある「井桁崩しの原理」を活用して
変なところに力みを起こさず、スムーズに
体全体の力を効率的に、そして効果的に指先に乗せていくことができれば
仕事も三味線も、力強く心のこもった仕上がりになりそうです。
背骨と肩甲骨の関係、そして体の使い方を知る事が重要な気がしました。

お忙しいところいろいろ教えていただきありがとうございました。
心なしか、余計な肩の力が抜けて来た感じがします。


こぶどう1

ドラムや体の使い方に詳しい上司に、いろいろ教えていただいたおかげです。

まったく仕事ではない話にも関わらず
丁寧に教えていただきありがとうございます。
なんだかとても古武術に興味がわいてきました。

体の使い方から見た三味線の良い弾き方。
古武術の思想を生かした、三味線の力の使い方。


そんなことを知りたくなりました。
何か三味線の弾き方の盲点や、すごい発見に繋がるかもしれません。
なんだかワクワクしてきました。思い立ったら即行動です。
古武術の甲野先生に会いにいかせていただくことにしました。
どんな姿勢で、体の力をどう生かせば
バチ先に全身の力を乗せられるのか、知りたくなったのです。
体の使い方の達人にお会いして、どこの動き方に無理があり
どうすれば自然に最大の力が発揮出来るのか
そのヒントを教えていただこうと思います。

甲野先生の本気の生き様には足下にも及びませんが
私も真剣に情熱をもって三味線に取り組んでいます。
どんなご意見をいただけるか、とてもか楽しみです。
またご報告させていただこうと思います。
ドキドキしながら今日も地道な三味線の練習と仕事頑張ります。




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いよいよ

そこまでいっちゃったんですね。(笑

ご存知かもしれませんが
4スタンス理論やアレクサンダーテクニークなんかも
面白かったです。

結局みんなアプローチの仕方がちょっと違うだけで
同じこといってるんですよね。

カラダの軸を太くしっかり。
頭を背骨の上に乗せる。
丹田を意識。
呼吸をしっかり。
俯瞰して全体を観る。

こんなところかと私は理解しています。

Re: いよいよ

yukiさん

コメントありがとうございます!
河野先生には来月お会い出来る事になりました。楽しみです。

> 4スタンス理論やアレクサンダーテクニークなんかも
> 面白かったです。

さすがですね!極めていてすごいです。
スポーツも音楽も、すべて「体の使い方」に最終的には向かうという事を知って
不思議な驚きと探究心が芽生えております。

> カラダの軸を太くしっかり。
> 頭を背骨の上に乗せる。
> 丹田を意識。
> 呼吸をしっかり。
> 俯瞰して全体を観る。

まさに武道そのものですね。そして
すごい理解です。私も実践したいと思います。
コメントを読んで、三味線のためになぜか
「燃えよドラゴン」のDVDをもう一度見たくなりました。
まさか三味線が武道に繋がるなんて不思議です。
三味線道、極めていきたいと思います。

これからも一緒に極めていきましょう。
どうぞよろしくお願いします。

邦風
プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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