肉とエプロンと私



ひょんなことから、焼き肉を食べにいく事になりました。

あまり積極的に焼き肉屋に行くタイプではないのですが
体が疲れ気味なので誘われてちょうど良いも知れません。


焼き肉7

焼き肉って、少しテンションが上がります。
赤ちゃんのよだれかけのようなエプロンをしたら
なんだか自分が無邪気な子供になったかのような気持ちになります。


焼き肉6

あとは焼いて食べるのみです。
焼き肉には難しい理屈や、レシピなどはありません。
肉を裏返すタイミング、食べるタイミングはすべて感覚です。


焼き肉5

この自由さが焼き肉の楽しさです。

自由と勝手は似ているようで違うようです。
新人の時に一度だけ焼き肉で、会社の先輩に怒られた事があります。


焼き肉4

なぜ、その順番で焼くんだ!「タレの肉」はあとだよ。
 最初に焼いたらアミがタレの味になってしまう。
 まずは塩の肉を先に焼くんだ。その後にタレだ。
 これは焼き肉の焼き方の鉄則だ。覚えとけ!」


タレのついた焼き肉を先に焼いてしまい
ものすごい勢いで怒られた覚えがあります。
懐かしく、おっかなく、そしてありがたい記憶です。


焼き肉2

どんな世界にも暗黙のルールがあります。
私は、まったく知らずにタレの焼き肉から焼いた事で
先輩を怒らせてしまいましたが、そのことで
暗黙のルールを学ぶ事が出来ました。

三味線でも最初の頃はよく分からず、いろんな注意を受けました。


焼き肉3

控え室での三味線の準備の仕方、三味線の立てかけ方など
大先輩からよく注意を受けました。なぜそうしなくてはいけないのか
詳しく説明を受け、その理由に感心したり深く納得したりしました。
三味線の先輩の言う事には、一理も二理もあると思います。

そして焼き肉を愛していたあの会社の先輩のいうことも
一理も二理もあって素晴らしいです。そう思っていたら
かなり店内が煙っている事に気づきました。


焼き肉1

目の前が煙でよく見えませんが
当時先輩が言っていた言葉が頭に浮かんできました。

「タレよりもまず、塩ものを焼け。そして煙を嫌がるな。
 肉を愛せ。野菜に逃げるな。レモンでごまかすな。」


そんなことを言っていたような気がします。
煙を嫌がるな。なるほど、肉を焼いて出た煙まで
堪能して楽しめということなのかもしれません。
たしかにこの煙具合、すごいことになっていますが
これが焼き肉の醍醐味かもしれません。そう思っていたところ。。


焼き肉8

店員さんが何やら慌てています。
私たちのテーブルに寄って来たり、急に入り口の扉をいっきに
開けています。そして店長らしき方が
私たちのテーブルに来てこう言いました。

「すみません!煙の吸い込み機が壊れているようです。
 別の席に移動していただいてよろしいでしょうか。」


たしかに見てみると、室内がすごいことになっています(汗)
私の席だけドクロベエのような煙が立っています。
焼き肉や煙を愛している場合ではありません。
店内は防災訓練のように、白い煙で先が見えなくなっていて
他のお客さんから大ひんしゅくをかっているようです(汗)

店長さんの指示に従います。真っ白な煙に包まれた空間を
白いエプロンをしたまま、肉と箸とタレを持って
席を移動するのはなんとも間抜けな感じですが
新たな気持ちで焼き肉を楽しみたいと思います。
焼き肉も三味線も、そして仕事も
予期しない失敗やトラブルを経験しながら
その道のプロのアドバイスを吸収しながら頑張りたいと思います。
焼き肉を沢山食べて、今日も仕事と三味線頑張ります。





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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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