三味線マスター



海外出張の最終日です。

お世話になった現地のスタッフの方々とお別れです。
ありがとうございました。またお会いしましょう。


きこく9

長く感じた出張も、もう最終日。
なんだかあっという間に感じます。
最終日は、来週からの仕事の準備をしたり
日本とメールのやり取りをしたり、電話の打ち合わせが続きました。
なんとか、こちらでの仕事をすべて終える事が出来ました。

少しだけ街を散策してみる事にしました。


きこく5

ゆっくりよく見てみると、何とも綺麗で素敵な街です。
いろんなお店も沢山あります。一緒に仕事をした方が
この街の中に「楽器店」があることを教えてくださいました。
その方と一緒に街の小さな「楽器店」を訪れてみます。
出張に訪れた国の楽器を見る事は私の楽しみの1つです。


きこく8

どんな楽器でしょうか。楽しみです。
ワクワクしながらお店に入ると、店長らしき方が
微笑みながら出てきてくださいました。
この国の伝統的な楽器を見たいとお願いしたところ
店の奥にあった珍しい楽器を見せてくださいました。


きこく7

“ラングシュピル(Langspil)“という楽器だそうです。
糸は3本張られています。まるで三味線のような楽器です。
店長さんが、楽器について沢山の説明をしてくださいました。
そして実際の演奏の仕方も見せてくれるそうです。
バイオリンの弓のようなものを持ってきました。
弓で弾いたり、指で弾いたりして演奏するようです。
店長さんが、おもむろに調弦を始めました。


「ダーン、ドーン、ドーン」「ダーン、ドーン、ドーン」

きこく6

あれ?この3本の糸の調弦。。どこかで聞いた事があります。
この3つの音のあわせ方。三味線とまったく同じです!
三味線の「二上り」と呼ばれる調弦です。驚きました(汗)
調弦が整って演奏がはじまりました。楽しみです。
店長さんのラングシュピル演奏が始まりました。


ああ、素敵な音色です。寒い氷や雪を感じさせる高い音
そして澄み切った空気感、優しさや温かい心を感じさせる深い音色
やはり楽器の音を聴くと、その国の空気や湿度や景色や人を感じます。

きこく4

決めました。この楽器を今回の出張の
自分のおみやげに買って帰ろうと思います。
自分の国の楽器に日本人が興味を持った事が不思議で嬉しいようです。
レジでも店長さんは熱くこの楽器について語ってくださいました。
ありがとうございます。私も楽器が好きなのでとても共感します。

「He is Shmaisen Master.」

一緒に来てくださった方が、店長に私の事をこう紹介しました。
三味線マスター?(汗)これ正しいんでしょうか。伝わるんでしょうか。。


きこく3

‘’Oh My God! Really?! Are You Shamisen Player?!!
 SHAMISEN MASTER??!! Great! Nice Meet You!
 Oh My God! Very Very Wonderful!‘’


なんだか分かりませんが店長さんのテンションが
思い切り上がっています。世界の楽器に詳しく
日本の三味線の事もよく知っているようで
それを演奏する人に会えた事に感激したようです。

三味線マスターという言葉がなんだか
大げさに伝わっているのかもしれません(汗)
大丈夫でしょうか? すごい人に思われすぎてないでしょうか。。
複雑な気持ちのまま、なんだか一緒に記念撮影になりました(汗)

店長さん

盛り上がる店長さんから私の名前や
今後の連絡先を聴かれてなんだか申し訳なくなってきました。
すいません、まったく無名な三味線演奏者です(汗)
いやそれどころか会社員でした。邦風と申します。
またお会い出来る事を願いながらラングシュピルを購入しました。
購入する間も、三味線の質問をしてくだり
2つの楽器に不思議な共通項がある事などを
お互いに発見してとても盛り上がりました。
音楽が好きで、音楽を演奏する人を
とても大切に思う方なんだと思いました。
お互いの言語を越えて音楽で仲良くなる事ができました。

自分へのお土産も出来ました。そろそろ日本に帰ります。


きこく1

この楽器、手荷物として大切に日本に持ち帰りたいと思います。

良い宝物が出来ました。
日本に帰ったらまた忙しい毎日が待っています。
おそらく疲れる事も、落ち込む事もありそうです。
そんな時、三味線を弾きながら
時々このラングシュピルを演奏してみたいと思います。

この楽器店の店長さんの
素敵な笑顔や、楽器店を探してくれた仕事仲間のことや
冷たい空気の中、夜中に見た美しいオーロラの事など
ラングシュピルの音から鮮明に思い出せそうな気がします。
そして元気な気持ちで、また大変な事と向き合っていこうと思います。
気持ちよく、前向きに、仕事と三味線に取り組んで
いける気がします。良い宝物を手にする事が出来ました。

日本でまた仕事と三味線頑張ります。



■私が出張で出逢った楽器はこちらで見られます。
 http://kunikaze.jimdo.com/邦風教室/楽器-in-the-world/




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お疲れ様です

出張お疲れ様でした、どの国にも素晴らしい楽器があるんですね
でもどこか同じ何かがあるような
楽器によってその国の風景が見えるような
良い出張でしたね、お土産もですね
これで津軽三味線とまた切磋琢磨ですね
応援してます
お帰りなさい

Re: お疲れ様です

サーフさん

ありがとうございます。
どの国にも、その国の空気を感じささせる
素晴らしい楽器があって感動します。
まさに 楽器から、その国の風景が見える感じがします。
良い出張でした。様々な刺激を受けました。
津軽三味線と新しい気持ちで向き合いたいと思います。
いつもありがとうございます。
頑張ります。邦風
プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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