フィルムを現像する(汗)



三味線の道具を探していたところ、
20年以上前に買った、フィルムカメラを発見しました。

当時、給料を貯めて買ったミノルタのTC-1というカメラです。


フィルム8

名機と言われた素晴らしいカメラですが
その後のデジタルカメラの登場によって
惜しまれつつ生産が中止になってしまったたカメラです。

20年振りに、そのカメラにフィルムを入れてみる事にしました。
カメラにフィルムを入れるという行為自体が懐かしいです。


フィルム7

なんだかドキドキしました(汗)
蓋を閉めるとジーーッという音とともに、フィルムがセットされたようです。
撮影枚数は24枚のフィルムです。

24枚しか撮れません。何を撮るべきか真剣に考えます。
この被写体は撮るべきかどうか、取る意味があるかどうか
撮るべき24枚分の1に値するかなど真剣に考えてしまいます。


フィルム6

何枚でも撮っていいデジタルカメラと違う真剣さがあることを
感じました。これこそと思った24の被写体に対して
絞り、露出、露光時間など自分なりに想像して設計してみます。
でも残念ながら経験値が少ないので、半分以上は勘でやっています(汗)

シャッターは押したものの、ちゃんと撮れているかどうかは
確認出来ません。すぐ確認出来るデジタルと違って、本当に不安です。
不安なまま撮り終えたフィルムを持って現像屋さんに向かいました。


フィルム5

「はい、フィルムですね。お預かりします。でもすいません。
 この時間のお預かりなので、申し訳ありませんが
 フィルムの場合はネガの現像とプリントのお渡しが
 明日の10時以降の現像のお渡しになります。

え?明日??そうなんですね。はい。了解しました。
とにかく撮れているかどうかだけでも確認したいです。
これちゃんと撮れていますかね?現像する価値ありますかね(汗)
すべての結果は翌日を待つ事になりました。


フィルム4

なんだか三味線を練習していても気になります。
あの写真ちゃんと撮れているでしょうか。
フィルム代も現像代もタダではありません。
撮れていなかったとしてもお金がかかります。
それどころか、この時代にあえてフィルムで現像でお願いしながら
何も映っていなかったらなんだか恥ずかしい感じもします。

翌日の朝、恐る恐る写真を現像屋さんにとりにいきました(汗)


フィルム3

すごい緊張感です(汗)そして同時にものすごいワクワク感を感じました。

このドキドキ感とワクワク感、三味線の演奏に似ています。
三味線の演奏にはいつもこのドキドキとワクワクを感じます。

失敗するかもしれません。技術と経験が足りないので
失敗する可能性の方が大きいです。
そんな簡単にはうまくいかないのが当たり前です。
でも、万が一うまくいくまもしれません。

そんなことを考えながら現像された写真を見てみると。。


フィルム2

目に映ったのは、今時見ないようなひどい仕上がりの写真でした(汗)

ブレブレの写真、ひどい構図の写真、真っ暗な写真、真っ白な写真、
何を撮っているのか、どう撮りたいのかよくわからない
写真ばかりでした。これはひどい写真です。
万が一うまくいくかもと思ってシャッターを押した自分が
急に恥ずかしくなりました(汗)どれも「写真」と呼べるような
しろものではありません。写真を見ながら自分の無力感にさいなまれました。


フィルム1

選びに選んだ24の被写体すべてをうまく撮れていません(汗)
それどころか何を撮っているのかさえよくわかりません。

いやあ。。これはひどいです。久しぶりに見ました。
ドキドキしながら写真の現像を受け取りましたが
なんだか嫌な汗がどんどん垂れてきました。

でもこれは当然での結果でした。
写真はそもそもそんな簡単なものではないものだと実感しました。
最近のデジタルカメラの性能のおかげで
自分が写真を上手くなったような錯覚に陥っていました。

写真はおそらく、そんなにあまいものではありません。
地道な経験と技術と努力は当然な事として
さらにプロの判断とコツと発想が加わって初めて作品になるものです。

本来は難しいものです。難しいからいろんな方が挫折する。
でも難しいから面白いと思う人はどんどんその道を突き進み
新しい道を切り開くことができる。
今回の気持ちよいくらいの失敗写真に
写真の奥深さと面白さを感じました。

三味線も難しいです。難しい事は大失敗もします。
恥もかきます。汗もかきます。
でも失敗の原因と対策を見極めながら
希望を持って進めば、新しい道を切り開けると思っています。
あきらめたらそこで止まりで
「難しいから大変。でも大変だから面白い。」
と思えれば前に進める感じがします。

難しい三味線もっと極められるよう
大失敗する事を楽しみながら頑張ります。





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おはようございます

ふと思ったんです、今は誰でも簡単に出来る物って
昔は凄く大変だった物なんですよね
カメラは撮るのにも技術が必要でしたし、現像しないと
写っているか分からないし
でも、だから練習して上手になる努力しましたね
古くからある物は、人がいかに使いこなすか
技術と鍛錬でやっと物が言うことを聞いてくれる
津軽三味線も同じですよね
弾き手が下手では本来の音を出してくれません
邦風さんのブログでふと感じた事をコメントしました
下らないコメントすみません

Re: おはようございます

サーフさん

コメントありがとうございます。

そうなんです。このフィルムカメラの失敗や難しさが
なんだかとても懐かしくて嬉しくて不思議な感覚でした。
今はデジタルで誰でもそこそこうまく撮れるのに
フィルムカメラは、やはり技術と鍛錬なしでは
全然うまく撮影する事ができないものですね。

> でも、だから練習して上手になる努力しましたね
> 古くからある物は、人がいかに使いこなすか
> 技術と鍛錬でやっと物が言うことを聞いてくれる
> 津軽三味線も同じですよね

まさに同じ思いを感じました。
三味線は難しい楽器ですが
難しいから楽しいと感じます。
一生懸命練習して、それでもなかなか
練習通り本番で演奏できなかったりもしますが
少しでも本番で上手くいくと嬉しいのは
「難しい」楽器だからこその感じがします。

この難しさを楽しんでいきたいと思います。
今日も三味線頑張ります。邦風
プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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