Q&A(汗)



演奏することはとても楽しいです。

聴いている方に喜んでいただけると
さらに自分の中で嬉しい気持ちになります。


何者1

気持ちよく演奏を終えて、控え室に戻ろうとすると
沢山の方が話しかけてくださいます。ありがたいです。

「優勝したんですね!すごいです。おめでとう。私まで嬉しい。」


何者8

ゆ、優勝? あ、ちがいます(汗)
入賞です。優勝ではありません。私の発音が聴き取りにくかったようです。

「今日の演奏、とても素晴らしかったです。青森のご出身の方ですか?」


何者5

この質問、最近とてもよく受けます。
津軽三味線を弾いているので
青森出身ですと言ってしまいたいところですが。。
すいません。青森出身ではありません。東京です。
そして生まれは愛知県です。ややこしくて、なんだかすいません(汗)

「やっぱり代々、三味線を演奏するご家庭で育たれたんですよね?」


何者7

三味線を演奏するご家庭? うわぁ、そういうストーリーが
自分にあったらいいなと質問を受けて思いました。
あ、いえ、父は公務員で、母は洋裁の先生で、三味線とはまったく
関係がありません。三味線はある時に思い立って、自分から始めました。
あたふたしながら答えていると、別の方からこんな質問も受けました。

「やっぱり小さい頃から三味線をやられているんでしょう?」


何者6

これも良く聞かれる質問です。
「物心ついた時には三味線を構えていました。」
などと、言ってみたいところですが30歳を越えてから始めました。
物心どころか、分別も、酸いも甘いも
見極められる年齢からのスタートです。

思いも寄らない返答に、質問をされた方がきょとんとしています。
なんだか皆さんの期待に応えるご返事が出来なくて
だんだん申し訳ない感じさえしてきました。。。


何者4

津軽三味線を弾いているのに青森出身でもなく
子供の頃から三味線の稽古をしているわけでもない
三味線一家に生まれたわけでもない私は一体何者なのか
どう思われてるのか、私で大丈夫なのか心配になってきました。
なんだか不安になりかけていたところ。。。

「あのね。先生の演奏が、本当に私の心に響くの。
 感動しちゃうの。また聴かせてほしいの。お願いね。」


何者3

何者か分からない私に、そんなことを言ってくださいました。
先生? とんでもないです(汗)人生の先輩からそう言われて戸惑いました。
私はそもそも普通の会社員です。先生でもなんでもありません。
そして期待するようなバックボーンやストーリーがない私ですいません。

「また津軽三味線聴きたいので、絶対来てくださいね。待ってます。」


何者2

沢山の方が、そう言ってくださいました。

「次来てくださるまでが長いの。私、いつも演奏を楽しみに待ってるんです。
 演奏はすご終わっちゃうんです。待っている時間が長いんです。」


そう言って涙を流される方がいました。
私のような何者でもない者に、そんな言葉をいただいて
思わず涙が出そうになりました。

私にバックボーンや特別なストーリーなど
求めていないことを感じました。
見栄を張らず、虚勢で取り繕うことなどしなくても
私は私の演奏をしていけば良い気がしてきました。

また来させていただきます。何も無い私ですが
温かいお気持ちに感謝しながら、次回も心をこめて
演奏させていただきます。


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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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