針と糸と三味線と



演奏本番前の控え室で、着物が破れている事に気づきました(汗)

どうも袖がピラピラするような感じがしていましたが
まさか破れているとは思いませんでした。


破れた着物7

何かに引っ掛けてしまったようです。
おそらく、今までのボランティアの演奏で
荷物を運ぶ際に引っ掛けてしまった気がします(汗)


破れた着物8

せっかくの一張羅の黒紋付が台無しです(汗)
着物屋さんに持って行くほうが良いかと思いましたが
なんとか自分で直してみることにしてみます。

まずは、手芸用品店に行って糸を買う事にしました。


破れた着物6

正絹の着物の補修には、やはり絹糸が良いそうです。
手芸用品売り場は女性が多くて、完全に男の私は浮いていますが
私はこういう手芸用品の売り場がなんだか落ち着きます。

実家が小さい頃から、「洋裁教室」をしていたからかもしれません。


破れた着物5

糸や布やボタン、マチバリやミシンばり、カーブ定規や型紙に
囲まれているとなんだか小さい頃を思い出してワクワクします。
母の洋裁教室は、私にとって「学びの場」でした。

針と糸とハサミで、様々な衣服が生まれていくのを見るのが好きでした。


破れた着物4

毎日見ていても何をしているのかわからないほど、
チクチクと地道な作業を母がずっと繰り返していくうちに
ある時、たんなる1枚の布が、ゆっくりと
洋服の形に変化していくのが見ていてドキドキしました。


地道で孤独な作業の繰り返しが
華やかな洋服を生み出すんだと知って驚いた記憶があります。


破れた着物3

1枚の布を様々なものに生まれ変わらせることは
手品でも魔法でも特殊な力でもなく
ひたすら地道な作業をコツコツ進める力と
根気と粘りと継続力、そして想像力と技術なんだと
見ていて学んだ記憶があります。


そんなことを思い出しながら、着物の袖の補修を終えました。


破れた着物2

完璧ではありませんが、なんとか袖がピラピラしなくなりました。

これで人前で演奏しても、袖が破れているのは
わからない感じになりました。直してみて良かったです。
でも糸の縫い目をまじまじとよく見てみると。。
やはり私の仕事は素人仕事だと感じました。


破れた着物1

糸の縫い目を見てみると
私の塗ったところはかなり荒っぽく間隔もまちまちでした。
もともと仕立ててくださった方の縫い目と見比べると
その方がかなり丁寧な仕事をしてくださっていた事がよく分かります。
一針一針繊細に糸を通してくださったことがわかります。
私の補修したところの縫い方とは雲泥の差がありました(汗)
やはりプロにお願いした方が良かったかもしれません。
でも、自分で直した分、さらに着物に愛着がわいてきた気がします。

これからもこの大好きな着物を着て
ひたすら地道な練習をコツコツ続けて
根気と粘りと継続力、そして想像力と技術を磨くためにも
沢山の本番に挑んでいこうと思います。
一針一針に心をこめるように
一音一音を大切にしてみたいと思います。
一枚の布が様々な形の服に変わるように
私の演奏が、様々な音色を生み出しながら変化するように
今日もコツコツと地道に三味線のお稽古頑張ります。



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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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