老人ホームでの演奏


老人ホームでの三味線演奏は、独特なものがあります。

演奏者と聴いてくださる方々の距離が、かなり近かったりします。
そして、とくに舞台などもあるわけではないので
聴いている方と同じ目線で語ったり演奏する事になります。


未来9

同じ目線で語ったり演奏出来ることや
聴いてくださる方々の表情がしっかり見えるのがとても好きです。
微笑みや、うなずき、笑顔などが見えるととても嬉しくなります。

先日、演奏に行った時に、ある方の表情が気になりました。


未来7

私のことを真剣に、温かい眼差しで見つめてくださっています。
時々、頷いてくださったり、微笑んでくださるその方の顔が
どことなく自分の顔に似ているような気がしました。

私が年齢を重ねたら、この方のような顔になる気もします。


未来6

演奏しながら、ふとそんなことを考えました。
私も年々歳をとり、いつかご高齢の方と呼ばれる日がきます。
それは、そんなに遠くない未来に思えてきました。

近い将来、私もいつか、こういった老人ホームなどに
お世話になる日が来るような気がします。


未来5

なるべく健康で、大きな病気はせずに
そしてできればスタッフの方々に迷惑をかけずに
静かに穏やかに生きていたいのですが
こればかりは先の事なのでどうなるか分かりません。

三味線は弾いているんでしょうか。。


未来4

スポーツと違って、三味線の良いところは
いくつになっても付き合っていけるところです。
気力と体力がいくつまでもつのか分かりませんが
三味線を好きな気持ちは、ずっと持ち続けていたいと思います。

私がいつかお世話になる老人ホームにも
ひょっこり「ボランティア演奏」に来てくれる人がいたら。。


未来3

そしてそれが「津軽三味線の演奏」だったら。。
私は必ず聞きにいくような気がします。
緊張してブルブル震えながら、三味線を持って入ってくる
若者を見たら、その時の私はどう思うんでしょうか。

若い頃の自分を思い出しそうな気がします。


未来2

その演奏者が、どんなに緊張していても
なかなか思うように三味線を演奏出来ていなくても
私は心の中で必死にその若者を応援してあげられたらいいな。
出来れば演奏を終えた、その方の手をしっかり握って

「三味線を弾いてくれてありがとう。
 これからも三味線の演奏続けてください。」


と言ってあげられたらいいなと思います。
自分が昔、三味線を弾いていた事
ボランティアをしていたことは言わないようにしたいのですが
喋ってしまいそうな気もします(汗)


未来1

演奏している間は、真剣に
温かい眼差しで見つめてあげること
時々、頷いたり、微笑んだりしてあげながら
老人ホームに一人でやってきた気持ちや
三味線を頑張って演奏した勇気を
しっかり誉めてあげられれば。。

そんなことを思いながら演奏を終えて
盛大な拍手をいただきました。
気になっていた、自分に似た温かい眼差しの方が
演奏後に、私に話しかけてくださいました。

「三味線を弾いてくれてありがとう。
 これからも三味線の演奏続けてくださいね。」


その方に、いただいた言葉にドキッとしました。
なんだか不思議な気持ちです。
老人ホームで未来の私と出逢ったかのような感覚です。
もしかしたらタイムスリップした私がここに??
未来の自分から応援されたような不思議な感覚を
味わいましたが、さすがに、ちょっと考え過ぎかもしれません(汗)

これからも今を大切に、今出せる三味線の音色を大切に
ボランティアを頑張ろうと思います。



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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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