「人前で弾く」ために



教室の「おさらい会」や「発表会」も近づいてきました。

教えさせていただいている方々が
人前で初めて三味線を弾くことになるかもしれません。


人前で弾く8

「人前で演奏する」場面をふやすことで
少しづつ演奏が上手くなる感じがします。
失敗して恥をかいても、人前でやってみることが大切です。

でも、なぜか自分が教えさせていただいている方々には
出来るだけ恥をかかせたくない気持ちもわいてくるから不思議です(汗)


人前で弾く7

私がしてきたように、人前で恥かき、汗かきしてきたことを
同じようにしてやってもらうのではなく、出来る限りうまくいくように
「人前で演奏できるコツ」を一生懸命に話してしまいます。

誰の視線も気にせず行う練習と違って
沢山の人の目が自分を見ているという状況に置かれると
誰だって冷静を保つ事が難しくなります。


人前で弾く6

こういう状況で冷静を保つのは、なかなか難しいです。
冷静になろうと思えば思うほど緊張してします。

緊張している自分を感じながらも
無理に緊張を解こうとするのをやめることが良い気がします。
目の前の「地道な準備」や「基本」に集中する事が大切です。


人前で弾く3

まずは、よく糸をしっかり伸ばしておく事です。
本番は緊張して糸を叩く力も強くなり、練習の時よりも
糸の調子が狂いやすい感じがします。
糸をしっかり伸ばして演奏中に音が変化しないよう気をつけます。

次に大切なのは「調弦」です。
洋楽器でいうところの「チューニング」です。


人前で弾く5

心臓がバクバクする中で、しっかりと調子笛の音を聴き
その音に三味線の1の糸を合わせたうえで
さらに2の糸、3の糸を自分の中の「相対音感」で合わせていきます。
人が見ている前でも、これを焦らず、落ち着いて行う必要があります。

調弦が整った後は、人前で演奏する時の「目線」も大切です。


人前で弾く4

普段は楽譜を見ながら弾いていても、本番に楽譜はありません。
急にどこを見て弾けば良いか、分からなくなります。
どこを見るか。これは演奏者によって異なるようです。

私は自分の正面の、斜め下を見て演奏するようにします。
ちょうど前列の人の足もとを見て演奏する感じです。
ボランティアで弾く時は最前列のお婆ちゃんの足もとを見ます。


人前で弾く2

そこから目線をぶらさないように1点を見て集中して演奏します。
ここから目線がぶれるのは演奏が安定しないときで
逆に言うと目線を無理矢理安定させることで
演奏も自然に整ってくる感じがします。
聞いている方の顔を見ながら弾く方、指先を見ながら弾く方
天井の方を見ながら弾く方など、いろんな方法がありますが
私にとってこの斜め下を見る事は、沢山の良い事もあって。。

そう言いかけたところで、お稽古時間が終了しました。


人前で弾く1

あああ、30分のお稽古時間あっという間です(汗)
まだまだ人前で弾く時の「基本」や「コツ」をお伝えしたいのですが
一人30分と決まっているためタイムオーバーになってしまいます。
「おさらい会」や「発表会」が近づいているからか
ついついいろんな「大切な事」を沢山伝えたくなるのですが
あまりつめ込みすぎるのも良くない感じもします。

来週は、もっと的を絞って、人前で弾くために
「一番大切な事」だけをまずお伝えしたいと思います。


しっかり伝えられるように、今日も三味線頑張ります。



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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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