名刺交換って



名刺交換について思います。

初対面の人と仕事をするとき
ビジネスでは必ず名刺交換します。
相手の名前も知りたいし、どんな立場の人なのかも知りたいので
名刺は交換したいのですが、日本では
下に下に、とにかく相手より下に渡す名刺交換バトル
が繰り広げられます。これがとても大変です。
まるでどちらが先に渡してしまうかの我慢大会なのです。

私はかなり我慢強いタイプなので
相手の名刺が床に着いてもまだ我慢するくらい粘ります。
相手も根負けして先に名刺を渡しますが
これが何なのか実はよくわからないままの儀式になっています。
最終的に、自分が粘り勝ちしたところで
結局何も得した感じがしないのです。
むしろ先にもらってあげた方が
お互いこんな腰に負担をかけることもなかったのでは
と自己嫌悪にさえなってしまう時もあります(汗)

「私はまだまだ演奏、全然上手くないです」
上手な三味線演奏者はみんなこの言葉を言います。
「下手で、ひどくて、まだまだ聞いてもらうレベルにはありません。。。」
相当上手な三味線演奏者さえこう言います。

まさに名刺を下に下に出している感じがします。
なぜだろう、こんなに上手いのにどうしてだろう?と思ったりします。
むしろ上手い人は名刺を高く出し
私は上手なうえに、志を高く持っています。
だからこんな高い位置で名刺を出します!どうぞ、あなたが腰を痛めず
しっかり取りやすい、最も高い位置でこの名刺を渡します!

といってくれたら、どれほどさっぱりと潔い感じがするかわかりません。
ですがそうはせず、下に下にと名刺を差し出します。

なぜだろうとずっと疑問に思っていましたが
最近いろんな人を観察してわかり始めました。
本気で一生懸命やっている人は、
それぞれに高い壁にむかっているんですね。
そしてそれぞれの高い壁の前で
悩みながら不安な思いをしたり、
挫折したりしてしながら頑張っている感じがします。
だから決して自分を過大評価しないんだと気づきました。
今日お会いした演奏者の方もそうでした。
頑張っている人はみんな高い壁と向き合って
自分を低く小さく謙虚に見ているという感じがしました。

でも、これは日本の美学です。
相手よりどこまで謙虚でいられるか、どこまで自分の立場を下げられるか
これはサラリーマンとしての美学とも言えるかもしれません。
だからこそ名刺を低く低く出すんだと思いました。
私もあえて身の丈を超える高い壁を
悩みながら挫折しながら傷つきながら自分を小さく感じながら
地道に三味線もサラリーマンも頑張っていこうと思いました。
名刺は低く、志は高く今日の休日出勤頑張ります。

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No title

こんばんは、邦風さん!

せっかくの三連休、と思ったらまさかの休日出勤ですか。
ご苦労さまです。
邦風さんは仕事も三味線も常に全力投球ですね。
名刺交換にそこまで心配りされているとは。尊敬しちゃいます。

以前、邦風さんと名刺交換をした時に失礼がなかったか、ブログを拝見しながらヒヤヒヤしました。

『名刺は低く、志は高く』、勉強になります!

コメントありがとうございます♪

はい!気持ちよく休日出勤です。
名刺交換、私の方が失礼がなかったか心配です(汗)
仕事も三味線も、自分で無理矢理壁の高さを上げております。
壁がどんどん高くなって不安もありますが
出来るところまで頑張ってみたいと思っています。
コメントに励まされます。ありがとうございます!


プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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