弦のないお琴



アートが好きです。美術館が好きです。

時間が出来たら、美術館や画廊に行くようにしています。
たくさんの作品を見ると、いろんな刺激を受けます。


美術館6

学生時代から、美術館や画廊は大好きな空間です。
思わず時間を忘れて、じっくりと作品を見入ってしまいます。

ぱっと見て、よく分かる作品もあれば
正直さっぱり分からないものもあります(汗)


美術館5

アートには答えがありません。感じ方は、見る人の自由です。
見ていると、自分の想像力が刺激されるのを感じます。

想像力が鍛えられれば、三味線の演奏や曲作りに
何か良い影響を与えてくれるような気がしています。


美術館4

演奏しているとき、自分の頭の中にはいつも「絵」が浮かんでいます。
演奏している曲のイメージや、その曲を聴いて浮かぶ情景が
1つのビジュアルとなって頭の中に広がっています。
普段から沢山の作品を見ておくことで
頭に浮かぶ「絵」も増やしておけそうな気がします。

またまた不思議な作品に会いました。木彫の作品です。


美術館7

目を閉じた一人の男性が、お琴のような楽器を膝に置いている
明治時代に彫られた作品のようです。
米原雲海さんという彫刻家の名前が書かれていました。
「無弦琴」というタイトルがついています。

無弦琴? 弦の無いお琴? たしかに楽器の部分に弦はありません。


美術館3

なぜ弦がないんでしょうか。
なぜ弦のないお琴を抱えているんでしょうか。
弦のないお琴を抱えている、この人物はどんな気持ちなんでしょうか。
弦がなくては、楽器は音が出ません。不思議な作品です。
いろんな疑問が頭の中にどんどん湧いてきます。
どんどん疑問がわく作品に出逢うと、なんだか嬉しくなります。


美術館1

じっと作品を見つめていると、どんどん疑問が浮かんできます。
Wikipediaやgoogleで調べたい気持ちをぐっと我慢しながら
答えの分からないことを楽しむように、一人作品と向き合いました。
この作家はなぜ、この弦のない作品をどんな思いで
作ったのかなど細かく考え始めたところで。。。
考えるのをいったんやめてみる事にしました。
アートに答えはありません。自由に感じてみたいと思います。

もしかしたら、この弦のないお琴からは音が出ているのかもしれません。


美術館2

この木で彫られた男性は、弦のない「無弦琴」という楽器で
耳には聞こえない「心に響く音」を奏でているのかもしれません。
それはどんな音でしょうか。どんな演奏でしょうか。どんな音色でしょうか。
私の中で、この男性が奏でる無弦琴の音を想像してみました。
弦のないお琴の響き。音色。演奏。考えただけでワクワクします。

美しい不思議な音色が聴こえてきました。無弦琴の音色です。
あぁ、聴こえないはずの無限琴の音を感じます。


美術館8

アートが想像力を刺激してくれて、聴こえないはずの無弦琴の音が
私の中に静かに響き始めました。私の耳に、無弦琴の音が聴こえています。
弦がないのに音が響くなんて、理屈としてはおかしな話ですが
理屈で考えずに感じてみる事が大切だという事を知りました。
聴いた事のない、静かで繊細で、説得力を持った音色です。

これ三味線で演奏出来ないかな?と思いました。
弦のない三味線で表現出来ないかな?とも思いましたが
さすがにそれでは音にならない感じもするので
弦のないお琴の音を、3本の弦の三味線で表現してみたい思います。
早速自宅に戻り、曲作りしてみることにしました。
あぁ、またワクワクしている自分がいます。
やはりアートは私を刺激して、三味線に良い効果を与えてくれています。
いつか「無限琴」というタイトルの曲が出来たら素敵だと思いました。

今日もワクワクしながら三味線と仕事頑張ります。


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プロフィール

邦風

Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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