音楽は固い胡桃?


三味線教室の「おさらい会」に向けた、お稽古を進めています。

教室の方々が、人前でしっかり演奏出来るように
お稽古での指導にも、いつもに増して力が入ります。


読書8

皆さん、一生懸命練習されている事が
三味線の音からもしっかり伝わってきます。

お稽古で、かなり弾けるようになってきたところで
「楽譜」を見ずに演奏していただくようにお願いしました。


読書7

演奏の本番で、楽譜を見ながら弾く事はほとんどありません。

人前でしっかり弾けるようになるためには
楽譜を見て弾く段階から「暗譜」へと切り替える必要があります。
でも、楽譜を急に見るのをやめると、かなり不安になります。


読書6

急に楽譜がなくなる時の不安感、私もよく分かります。

小さい頃、自転車の補助輪を外した日の気持ちを思い出します。
父が背中を支えてくれていた手を、そっと離したことにも気づかず
フラフラしながら不安なままペダルをこいだ感じに似ています。


読書5

いつの間にか「補助輪」なしで自転車に乗れるようになったように
いつの間にか「楽譜」がなくてもなくても弾けるようになります。
そのためのお手伝いをお稽古でしていこうと思います。

お稽古を終えて、ある音楽家の本を夢中で読んでいました。


読書4

「ピアニストは語る」というタイトルで
世界的に有名なモスクワ生まれのピアニストの
人生と音楽の哲学について書かれた本です。

ヴァレリー • アファナシエフの名言に心を鷲掴みにされていました。


読書3

「自分の演奏をよく聴いて、ことが起こるままにすることです。
 なんとしてもコミュニケーションをとらなければとか、
 聴衆を征服してやろうとか、彼らのために
 聴きやすくしようなんて考えるべきではありません。」


この言葉に、目が釘付けになりました。ことが起こるままにする事??


読書2

「音楽は固い胡桃(くるみ)のようなもので、そう簡単には割れません。
 誰にでも伝わるようにと、聴衆に妥協すべきではない。
 早く弾いたり、派手にコントラストをつけたりしてはなりません。」


音楽は固い胡桃。なんて素敵な表現なんだろうと思いました。
演奏で何かしなければと思いすぎない事が大切だそうです。


読書1

「もっとも見栄えがいいとされている演奏家たち、
 頭を振ったり、大げさな身振りをしますが、
 その実、彼らは数多くいる演奏家たちのなかでも、
 もっとも弱い者たちなのです。」


うわっ!まさに私のことを指摘されてしまったかのようです(汗)
私は弱い者です。すぐに大げさなパフォーマンスしてしまいます。
さすがに一流のピアノ演奏者の言葉には鋭さと重みがあります。

「ただ、生(せい)に聴き入ればいいのです。
 それが適切に出来れば、永遠と時間がともに聴こえてくるでしょう。」

ああ、もう次元が高すぎて正直分からなくなってきました(汗)
でも、自分が今こそもっと三味線という
「音楽の力」を信じて演奏しなくてはと思います。
真摯に正確で美しい音を奏でられるように今日も三味線頑張ります。



■講談社現代新書 「ピアニストは語る」
 ヴァレリー • アファナシエフ
 株式会社 講談社 出版社 2016年9月20日第一刷発行


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プロフィール

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Author:邦風
澤田 邦風(さわだ くにかぜ)と申します。東京で、仕事をしながらライフワークとして津軽三味線を演奏する日々を送っています。良い音色とは何か、日々追求しつつ頑張っています。「邦風ホームページ」でも活動が見られますので、見てみてください。

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