シーモア•バーンスタインさんの言葉
会社の帰りに、高田馬場にある老舗の映画館に立ち寄りました。
「シーモアさんと、大人のための人生入門」
という映画がどうしても見に行きたくなったからです。
89歳のピアノ教師シーモア•バースタインさんを撮った
ドキュメンタリー映画ということで興味がわきました。
この方は50歳で、コンサート活動に終止符を打ち
それ以降は「教える」ということに人生を捧げているそうです。
自分の今後の生き方を考えるうえでも参考になりそうです。
映画は、ピアノの前で美しい音を紡ぎだすシーモアさんの姿だけではなく
生徒に音楽を教えるシーンや、シーモアさんのこれまでの体験談
そして独自の人生の哲学についても、自身の言葉で語られていました。
音楽の素晴らしさ、そして音を愛するということ
さらにそれを表現することの素晴らしさと嬉しさ
音楽の心や哲学を伝えていく事の面白さが伝わってきました。
“ じぶんの心と向き合うこと、シンプルに生きること
成功したい気持ちを手放すこと。
積み重ねることで、人生は充実する。”
シーモアさんの言葉が私の心にとても深く響きました。
良い言葉を語られるシーモアさんの演奏にも釘付けになります。
何よりも一音一音、愛おしそうに、嬉しそうにピアノを奏でる
シーモアさんの優しい表情や眼差しに多くのことを感じました。
本気で音楽を愛するということ、人生を愛するということ
自分の人生を生きるということを教えてくれた気がします。
音楽と人生の融合を、シーモアさんの生き方から感じました。
ああ、これはとても良い映画に出会ってしまいました。
見終わってから、自分の人生と三味線のことを思いながら
今後の生き方について深く考えはじめている自分がいました。
“ 音楽に情熱を感じていたり
楽器を練習する理由を理解していれば必ずできる。
音楽家としての自分と普段の自分を
深いレベルで一体化させることが。
するとやがて音楽と人生は相互に作用し
果てしない充実感に満たされる。”
私の胸を深く打つ言葉をいただきました。
私もいつか果てしない充実感に満たされることを夢見て
これからも三味線の一音一音を愛おしく思いながら
演奏活動と仕事と人生を大切にしていきたいと思います。
■映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」
とても良い映画で、自分の生き方を見つめ直す事が出来ました。
http://www.uplink.co.jp/seymour/
■同時上映されていた「ブルーに生まれついて」も素晴らしかったです。
ジャズがたまらなく好きになる音楽映画でした。
http://borntobeblue.jp
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